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850 名前:名無しさん@秘密の花園[] 投稿日:2005/12/04(日) 20:05:21 ID:eKXjUMme
保健室では刹那が木乃香に介抱されていた。
「せっちゃん…傷だらけやね」
「ええ、この位は覚悟しておりましたから」
精一杯の微笑みをうかべる。
「うちはずっと心配で、いてもたってもおられへんかったんよ…羽は平気なん?」
刹那は木乃香に背を向けて見えなくなっていた羽を表した。それは思った以上にボロボロで痛々しい。
「ええ、少し痛いですが。またゆっくり治します」
そうしてまた羽を消そうと呪文を唱えだすと木乃香に遮られた。
「今うちが癒してあげるえ」
返事よりも先に後ろから撫でられて治癒されていく。
「ありがとうございます。お嬢様が私などの為にお力を使いになって…あっ、そこは…くすぐったいです」刹那は小刻みに震えだす。
「ん!?ヒクヒクかわええ〜。もうちょっと我慢してな」
「お、お嬢様…アッ……」思わず声をうわずらせてしまった。
「せっちゃん?もしかして感じとるん?」
木乃香が刹那の横に移動し尋ねる。しかし手は休めずに動かす。
「ぃ、いえ、そのような事はありま…せ…ん…がぁっ」
またしても感覚に耐えられず変な声を出してしまった。
「かくさんでもええのに。せっちゃんは本当に恥ずかしがり屋さんやな」
刹那は顔を赤らめてうつむいている。
「こ…のちゃん。いやや」「そんな所も好きやえ」
木乃香は耳元で囁く。
「ほな、ついでにアレしてまおう。もっと早く効果出るし。せっちゃんはうちのパートナーになるの嫌?」
「それは嫌ではありませんが…接吻がありますし…その…節度を守りませんと」

852 名前:名無しさん@秘密の花園[] 投稿日:2005/12/04(日) 21:42:19 ID:eKXjUMme
そう言いとどまる刹那。
「せっちゃんはネギ君とはしたのに!!うちとは?うちとはできーへんの?」
木乃香は感情的になり刹那をベッドに押し倒して詰問する。
「お嬢様、そういう意味では…ただ私は…ボソボソ…」
刹那が口ごもった為にどうも語尾が聞き取れない。しかし真っ赤になり両手で顔を伏せてしまった。木乃香は耳を刹那の胸元にあてる。
「せっちゃんの胸…ドキドキ言うてるえ」
「っ…このちゃん。ああ聞かないで」
その言葉とはうらはらに大きくなっていく鼓動。
「せっちゃん。キスしてもええ?」

863 名前:名無しさん@秘密の花園[] 投稿日:2005/12/05(月) 21:07:35 ID:JzD/50Di
返事はないものの微かに刹那は頷いた。
「後はうちに任せてな」
「……ゥ…ァァ…チュッ…」
「ハァ…せっちゃん好きやえ」
「このちゃん…私もずっと」
「ん?こないなえっちぃ下着付けて誘うとるんかえ?」
少し襟元をはだけさせ質問する。
「ちっ違います!これは仕様でして私の意志ではございません。いつもはもっと地味なパン…い、いえ下着をつけております」
「でも似合っているからちょっと…もうダメやえ」
「えっ!?お嬢様どうかお待ち…く…ァッ…」
「桜咲さん。そろそろ次の試合の時間だよー」
突然ドアが開けられた。
「あっ」
「きゃっ」
しばらく沈黙。
「いや……ごめん。今のなし。見なかったことにするから」
朝倉はバツが悪そうに頭をかく。
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!」
刹那は保健室を飛び出し会場に全速力で走っていった。残された木乃香と朝倉。
「朝倉さん。かんにんえ。鍵かけ忘れてもうて」
「こちらこそノック忘れて。申し訳ない」

END

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