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123 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/05/13(火) 06:49:54 ID:B63s48yx
黒×黒

朝の目覚めから、既に私の仕事が始まっている。
身支度を整え、お嬢様を起こしてキスを奪うことから、だ。
音を立てず忍び込んでは、お嬢様のベッドへ潜り込む。
そして潜入成功を確信しながらお嬢様を起こす。

「お嬢様、朝ですよ」

普段は此れで起きるのだが…たぶんもう起きているのだろう。
腕が、私を包んで放さない所を見れば。

「せっちゃん捕まえた」

にこにこ、と笑っているが此れが普段と同じではないと解らないなら節穴だ。
思い切り抱きしめて放さない。とりあえず目的のキスを手早く済ませると

「おはようございます」

と呟いてあげる。そうすると放すのを知っているからだ

124 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/05/13(火) 06:50:58 ID:B63s48yx
「ん、おはようや、せっちゃん」

お嬢様がぱっと放すと朝ごはんを作られに行く。
此処最近ずっとこうだ。
お嬢様の黒さは日に日に強くなっている。
…勿論、それは私も同じだが。
龍宮と話している際

「あかんよー、せっちゃんはウチの物なんやから」

と言って困らせるほどだ。
最近、ネギ先生は別荘に篭りきりで帰ってこないらしい。
明日菜さんも其れに同行している、だからこういう大胆なことが出来るのだ。
…私も同じく黒くなるといったがそれはお嬢様の前だけだ。
お嬢様は周りのことを気にせず黒くなる、困ったものだ。

「朝ごはんできたえー」
「はい、いただきます」

口移しで。とは言わずに。
私はこのちゃんのベッドを後にして、朝食を食べに行った…

125 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/05/13(火) 06:51:42 ID:B63s48yx
一見すればラブラブに見えなくもない光景。
ただし其れは一見だけだ。
いつ繰り出されるか解らない不意打ちなども警戒しながら、どう相手に寄り添うか
そんな戦闘みたいなことを常にやっているような物だ。

「せっちゃん、あーんは?」
「其れを言うお嬢様こそ、あーんしなくていいのですか?」

傍から聞けばラブラブだとしか言いようのない言葉。
それはある意味、どっちが攻めを勝ち取るかぐらいの戦争。

さて、今夜の攻めはどちらか…?

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