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56 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/05/07(水) 17:50:22 ID:n3cbudWV
「ぁ、あの、せっちゃん。ちょっと言いにくいんやけど……」
木乃香お嬢様は、黒い艶やかな髪から覗く耳まで赤くして、うつ向いていた。
なんだろうと、木乃香お嬢様へ体ごと向き直る。
「あ、あんな、ちゃ……」
瞬間、春の名残を思わせる強風が私の顔を叩いていった。
「ひゃ!」
木乃香お嬢様のサラサラの髪が、ふわふわのスカートが、木乃香お嬢様自身が、流れるように私に向かってやってくる。
あ、もう少しで見えそうなのに。と純情少年のような思考に捕らわれつつも、木乃香お嬢様の肩をしっかりと抱き寄せた。
今お風呂に入ってきたのだろうか。いつもより強烈なシャンプーの香りが鼻孔をくすぐっていく。
「大丈夫ですか?」
「……」
暫し、沈黙。

本当にどうしたというのだろう。私の心臓の都合により早く離れて頂きたいのだが、支えられた体制のまま動こうとしない。
もう一回呼びかけてみる。
「おじょっ、しゃま?」
見事に噛んだのはいいとして、あまりにも反応の無さに不安が募ってきた。
というより、木乃香お嬢様の肩が……震えている?
「このちゃん、どうしたん?」
そっと体を離し顔を覗き込むと、木乃香お嬢様はいつも倒している鬼のような形相で黒いオーラを放っていた。一気に火照った体に寒気が吹き抜ける。
私の視線に気がついた木乃香お嬢様は、目をいつもより丸め、直ぐ様目を細めた。
いつもの、笑顔だ。
だが、まだ寒気が収まらない。
「せっちゃん、ありがとう。ちょいここで待っててなゴキブリ退治してくる」
「ご、ゴキ?」

満面の笑顔を私に残したお嬢様は、踵を翻し元来た道を歩き出した。小さな鞄から、ハートの杖を取り出しながら……。

今冷静になって気がついたが、よく知っている気配が3つ、車の陰に隠れているようだった。
初心者用杖が見えてますよ、綾瀬さん。
あぁ、お嬢様たちは本当に仲がよろしいのですね。部活で助け合い、お互いを信頼しあっている。
だから木乃香お嬢様も本当の顔を見せられると……。
小さい背中からどこまでも続く青空へ視線を映し、お嬢様をもっと知りたいと心に決めたのが、デートの始まりだった。

 
60 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/05/09(金) 00:34:39 ID:4Z99j8CJ
ハルナ「刹那さんに今日何日なのか、しつこく聞いてみな。できれば五月蝿い場所がいいかな」
このか「ウチが?」
アスナ「ハルナ、また何か企んでるんじゃないでしょうね」
ハルナ「違うわよ、普段滅多に拝めないもの見たいと思わない?」
このか、アスナ「……?」



休み時間の購買部。
こ「なぁ、せっちゃん。今日何日だっけ?」
せ「えっと、九日ですね」
こ「……え?周りが五月蝿くてよう聞こえへんかった。何日?」
せ「九日です!」
こ「せっちゃんごめん、もっかい」
せ「こーこーのーか!」
こ「……も、もう一回///」
せ「(耳元で)こーこーのーか!」



パル「見て、木乃香の顔真っ赤。滅多に拝めないわよ」
アスナ「……木乃香を呼び捨てにしてる刹那さんも初めて見た」
パル「これぞ刹この!」

 
98 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/05/11(日) 06:20:08 ID:MFVjf0PU
教室にて。
朝倉「お二人さん。こいつら(3つの小瓶)を嗅いでくれ。どう思う?」
木乃香「ほぇ?」
刹那「これなんですか?」
朝倉「試供品の香水だよ。今皆にアンケート取ってんの。どの香りが好き?」
木乃香「せやなぁ……」
刹那「あ、私から先に」
朝倉「お?刹那っちが興味示すとは意外だねぇ。もしかして恋をしてオシャレに目覚め――」
刹那「魔力の気配無し。安全です」
朝倉「普通の香水だってば!」
木乃香「朝倉信用されてないんやね♪」
朝倉「……刹那っちひどい」
刹那「えっと、、、(汗)わ、私はこの香りが好きです」
朝倉「理由は?」
刹那「なんだか落ち着くんです。ずっと嗅いでいたいような……」
朝倉「落ち着く香り?」
刹那「はい。癒しというんでしょうか。あの、この試供品頂いても?」
朝倉「アンケートのお礼にひとつあげることになってるからどうぞ」
刹那「ありがとうございます♪」
朝倉「こちらこそいいデータをありがとう♪木乃香は?」
木乃香「んー…あ、ウチもせっちゃんが選んだやつかな」
刹那「いい匂いですよね」
朝倉「さすが気が合うね。理由は?」
木乃香「あんな、これ昔っから使ってるシャンプーと同じ香りがするんよ。ウチの匂いが落ち着くやなんて、なんや照れるわぁ///」
刹那「……え?///」

 
170 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 15:02:20 ID:zs8V1IMB
「なあ、せっちゃん。零距離射程の攻撃ってどんなのかな。せっちゃんも、使えるの?」
 と、小首をかしげながらお嬢様。
「相手に密着した状態から、放つ攻撃ですね……わたしも使えないことはないですが」
 つい最近読んだ剣客漫画を思いながら、わたしは答えた。
「ふーん、つまりはこういうことやな!?」
 ちゅっ
「……!」
 近づいてきたお嬢様に、いきなりキスをされた。
「お、お嬢様!? ちょっと違うような気がしますが……」
「そう? じゃあ、普通の攻撃はこんなんやね!」
 指を可憐な唇にあてて、投げキスをしてくるお嬢様。ウィンクがとても様になっていらっしゃる。
「い、いや、そもそも攻撃では……」

「なにやってんのよ、あんたたちは……」
 楽しげなお嬢様と悶えるわたしを見て、明日菜さんは呆れた顔をしていた。

 
304 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/06/18(水) 07:05:53 ID:/xRwnTn/
アスナ「木乃香どっか旅行行くの?キャリーバック持って……」
木乃香「ちょっとアメリカに行ってくる」
アスナ「は?今から?一人で?」
木乃香「もちろんせっちゃんと!ほななー」
アスナ「え?ちょ、学校どうすんのよー!行っちゃった……なんでいきなりアメリカ?」
テレビ「アメリカカリフォルニア州にて同性婚が合法と認められました」
アスナ「……これか」


こういう妄想したやつ他にも絶対いるはず


 
311 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/06/20(金) 23:41:52 ID:6JbQGwpo
今月のマガスペにて――すまん、月マガと間違えたorz――、
夏美が演劇部の先輩に
幼稚園で演劇公演をして欲しいと頼まれて
2-Aの愉快な仲間たちと共にシンデレラを演じる事になってどーのこーの……
ってな話が載ってたんよ。

んで配役決める際に

「せっちゃんも王子役似合いそやなー」

「そんな…っ 木乃香姫…っ」
「刹那王子…」
(と呼び合いながら見つめあうこのせつ)


てなシーンがあったと。


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