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854 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/07(日) 14:09:30 ID:5HSZqETI
ベットの上でこの世に2冊しか現存しないという希少な本を読みふけっている少女。
雷鳴に驚き我にかえり広場を注視する、そこにいるのは2人の少女。

「はー、せっちゃん頑張っとるなー……あ、そや、な」

「……はッ!!」
「アハハハ、まだまだっ甘いぞ刹那!」

閃光と爆音が轟き、小柄な少女が煙の中で吹き飛ぶ。
高高度から海へ叩き落ちるかと思われた少女は背から純白の羽を生やし、落下を逃れ空を舞い人形のような少女を急襲する。


「ふぅ、ここまでだな刹那」
「し、しかし……っ」
「 こ こ ま で だ 」

不承不承うなづいた刹那は修行でかいた汗を流すために
エヴァンジェリンの別荘に備え付けられているお風呂へ向かった。
張りついた服が鬱陶しく乱雑に脱ぎ捨て風呂場に入る。

「あ、せっちゃんや、お疲れなー」



「な………が…?」



ニコニコと笑っている木乃香とは裏腹に青くなっていた刹那は
ふ、と気がつくと今度は全身赤くなった。

「な、ぁこ、このちゃ……あわわ、お嬢様な、なにをなさってるんですかー!」

855 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/07(日) 14:10:42 ID:5HSZqETI
「なにって?ややなーせっちゃん、お風呂入ってるんよ」

「せっちゃんはほんまおもろいなー」等と掛け湯をしている木乃香が笑いながら言い、せっちゃんも入りー、と促される。
青くなったり赤くなったりを繰り返す間に、木乃香の再三の呼びかけ、頭は混乱しているが、体だけが勝手に動いていった。
無意識に木乃香の隣に腰を下ろす。上から下まで木乃香をぼーっと眺めているうちに、またみるみる顔が赤くなっていった。

「あっ!……えぁ、お、お嬢様服は!?お召し物はどうしたんですか!?」

軽い溜息を吐き「せっちゃん……疲れてるんやない?」と心配するふりをしながら木乃香は刹那を湯船に促した。
顔を手で隠し、全身を赤く染めながらも断る理由など無く湯船に浸かる。と


「やたー、せっちゃん引っかかったえ♪たっぷり可愛がったるなー♪」


木乃香の声を聴きながら意識が沈んでいく。
 (『湯』自体にtemptation……誘惑の魔法が掛けられていたらしく一旦沈んだ意識がスっと浮き上がる
 (いやに清々しい気分、私の目に映るのはお嬢様の肢体だけだった。

湯船から出た刹那は軽々と木乃香を抱き上げエヴァンジェリン氏所有のソープマットに横たえた。
木乃香が声を上げるより早く、自らの唇で封をする。舌を滑り込ませ動かそうとした瞬間。
誘惑の効果が切れた。
術式が不完全すぎたため本格的な効果を発揮することはなかった。

「わっ、こ、このちゃん……ごめん!」

「謝ることないえ、せっちゃんなら……うぅん…ウチせっちゃんが良いんや」

女神のような微笑みを浮かべながら木乃香は刹那を選んだ。
心臓が破裂するんじゃないかと心配するほどの血液を体中に送るが、心配する余裕もなかった。

「そや、今日はせっちゃんがしてーな」

856 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/07(日) 14:12:32 ID:5HSZqETI
「な、なこのちゃん、なななにゆーてんそんな…」

女神のような笑顔はそのままにdでもない発言をされた刹那はそれはもううろたえていた。
木乃香の顔に僅かに影がさす。

「せっちゃん……嫌なん?……嫌なんやったら正直にゆうてえぇよ」

「そんなわけないじゃないですか!でも……その恥ずかしくて…その…うぅ」

「恥ずかしい?ぷ、あはは、ややなーせっちゃんウチらそれ以上のこと何回もしたんえ?」

「そ、それはそーやけど」

あぶぶぶ、と慌てる刹那だが木乃香は目を瞑ってすでに待っている、お嬢様を待たせることは嫌だった。

「せっちゃん……して」

意を決した刹那は木乃香の頬に手を添えゆっくりとキスをした。
唇が震えているのが木乃香には解った。

「・・・…う、うぁ、お嬢様やっぱりいけませんー」

言うや否や浴場を目にも留まらぬ速さで駆け出て行った。

「ぁーん、せっちゃん待ってーな」

唇の震えは恥ずかしさから。
嫌じゃないと刹那自身から聴けたわけだし、今は待ってみよう。

終わり。

エヴァ「ぬ、対ナギ用に入手した誘惑の書がなぜここに?」

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