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977 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 18:04:31 ID:wGsoPB4X
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1
「な〜せっちゃん?これなんやー?」
突然お嬢様が私に突きつけたもの。それは…
自分が書いたお嬢様の似顔絵だった。
「あ、えっとそれはですね…。にに似顔絵です…」
「だれの?」
「お、お嬢様の…」
「…これ、ウチ?」
「……ハイ…」
「……ちょいこっちきて、せっちゃん」
嗚呼、見つかってしまった。なにげなく描いてみた、お嬢様の似顔絵。
それは似顔絵の領域を超越した現代芸術作品であることくらい自分でも理解できる。
…殺される!
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978 名前:名無しさん@秘密の花園[] 投稿日:2007/01/18(木) 18:05:13 ID:wGsoPB4X
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2
私はもう言い訳のしようもなく、顔を俯けてお嬢様の近くに動いた。
いっそのこと、ここでお嬢様の凶刃ならぬ凶トンカチに倒れるのも、いいかもしれない…。
「せっちゃん」
「ひゃわい!?」
恐れから変な声まで出してしまった。
覚悟を決め、目を閉じる。
…あれ?
お嬢様は、殴るどころか、なぜか私に抱きついていた。
「おおおおおお嬢様…?」
「せっちゃん、ありがとう。こんな絵描いてくれるんも、ウチのこと想ってくれてるからやろ…?」
「お嬢様…(なにげに「こんな絵」とか言わないでください)」
「ウチ、うれしい。…そや、ウチもせっちゃんの似顔絵描いたげるわ!」
「え…」
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979 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 18:05:45 ID:wGsoPB4X
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3
10分ほど待っていると、お嬢様が目を輝かせてこちらに走ってきた。
「どう?めっちゃ似てるやろ?」
…それは、人の形をしていなかった。
お嬢様、人間は口から足は生えていませんよ。
「お、お嬢様…とても、お上手です…」
…とにかく、怒られずにすんで、よかった。
お嬢様の岡本太郎もびっくりの作品は、身の安全のためにも、机の上に飾ろうと思う。
…芸術は、爆発だ。
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