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985 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 21:45:35 ID:tiyk2b57
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「今日もめっちゃ寒かったなぁ。」
「そうですね、このちゃん。」
学校から寮への帰り道。それは短い道のりではあってもこれだけ北風が吹いていたら、体も冷えて仕方ない。
寮に着くと館内の暖房にようやく生きた心地がしたほど。
「なぁ、せっちゃん。前からずーっと思てたことなんやけど。」
「はい?なんでしょう?」
「せっちゃんって、スパッツはいてるけど、それだけやったら寒ぅない?」
お嬢様は私の足元を見ながらそう聞いてきた。
「いえ、特に寒さは感じませんけれど…」
本当のところ少しは寒さを感じてはいたけれど、そんなことを言ったら軟弱者と思われるかもしれないと、ちょっぴり強がりを言ってみたのだ。
「そうなん?ほんまに?」
「…はい。」
「うちとは鍛え方が違うんかなぁ。」
お嬢様はにこやかに笑いながら、そう答えた。
「しかしそれを言うならこのちゃんだって、ほら、いつも生足ですし、パンストも履いていないので寒いのでは?」
やや短めのスカートをみやりながら、けれど、なんとなくドキドキとしながらその細くて白い足を眺めていた。
「うち?うちもまぁ、寒いのは寒いんやけど、でもこれはいてるから。」
そう言ったかと思ったら、本当に何の前触れもなく、お嬢様はスカートをまくしあげた。
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986 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 21:49:53 ID:tiyk2b57
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「こっ、このちゃん!!!あわわわっ!」
思わず手で顔を隠したのだが、その指の隙間からちらっとだけその光景を覗き見てしまった。
「大丈夫やよ、せっちゃん。うちらの他に誰もいーひんし。ほら、うち、これ見てもらいたかってん。なぁ、ちゃんと見て?」
お嬢様は今なおスカートをたくしあげた格好のまま、私にそれを見せていた。
「あっ…それは…。」
「うん、そうやねん。これ、アスナとおそろいやねん。」
お嬢様が見せてくれていたのは、うさぎちゃんの絵のついた毛糸のパンツだった。ちなみにアスナさんのはくまさんの絵柄がついたもの…いや、今はそんなことどうでもいいのだが。
「あっ、あったかそう…です…ね…。」
いくら毛糸のパンツとはいえ、その光景はあまりに刺激的過ぎる。
「めっちゃあったかいえ。でな、せっちゃんもおそろいにせぇへん?」
「へっ!?わ、私がそれを!?」
「そうやぁ。これやったらせっちゃんも今より寒ぅなくなるで?」
しかしそんな私の気持ちを知ってか知らずか、お嬢様はもっと見て欲しいとばかりにスカートをあげたままで私に近づいてきた。
「こ、このちゃん。わっ、わかりましたから…ですから、その、スカートはもう、下ろしてくださいっ。」
恥ずかしさに目を逸らせながら、あたふたと手を振った。
「決まりやね。ほなせっちゃん、スカート脱いで?」
聞き間違いだろうか。今お嬢様は何と?
「…はい???」
「せやから、スカート脱いで?」
私の疑問もそこそこに、けれどお嬢様は冗談を言っている空気ではないようで、至極マジメに私のスカートを指差していた。
「なっ!ど、どうして私が!?」
「ん?なんでって?そらせっちゃんの寸法計るためや。毛糸のパンツはちゃんとした寸法のはいてた方が気持ちえぇからなぁ。」
そう言うと、お嬢様はどこからか取り出してきたメジャーをぴーんと張って、私の足元にひざま付いた。
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987 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 21:50:47 ID:tiyk2b57
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「わっ!ちょ、こ、このちゃん!」
「もう、じれったいなぁせっちゃんは。しゃーないな、ほんならうちが…」
言うが早いか、お嬢様はメジャーを一度首にかけて、私のスカートのジッパーに手をかけた。
「うわっ。い、いえ、自分でできますから、ですからおやめください!」
「あかん。そんなんゆーてせっちゃんきっと逃げ出すんやろ?」
どうやらお嬢様は私の行動を先読みしていたようだった。サイズなら今ここで計らなくとも、後で自分でできるからと考えていたのだ。お嬢様の目の前で、しかもお嬢様にスカートを脱がされて…なんて、考えただけでも顔から火が出そうだったから。
「おとなしゅーしーや、せっちゃん!」
「あっ…。はい…。」
しかしお嬢様の物をも言わせぬ迫力におされてしまって、結局私はただでくの坊のごとくじっと立っている他なかった。
「ほんなら下ろすえ?」
「…はい。」
どくんどくんどくん…。あらぬ方向へ意識が飛んでいきそうな気がする。
そんなことを考えている間にも、お嬢様の手がサイドに取り付けられているジッパーにかかった。
ホックを器用に外すと、ジーっと言う音を立てながら、それは下ろされたのだった。
そしてしゅるっとスカートが床に落ちた。
「せっちゃんて華奢やなぁ。」
お嬢様のそんな声が、私のすぐ下から聞こえてくる。
至近距離に見下ろすお嬢様の顔が私のことを見ていると考えただけで、変に鼓動が高鳴っていく。
「うっ…。」
「どないしたん?せっちゃん?」
「いえ…別に…」
乱れていく息遣いがどうかバレませんように。私はそう祈ることしかできない。
「はい。ほなら計るえ?」
お嬢様は私の腰に手を回し、メジャーで計ろうとしているのだが、今の状態は私の下半身に抱きついているような格好になっている。
お嬢様の甘い息が体に触れていて、その感覚に頭がぼーっとなっていく。
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988 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 21:52:49 ID:tiyk2b57
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「っ…」
「…はい。もう終わったえ?」
「あっ、はい。…はぁぁぁっ…」
安堵感と脱力感で一気に息が吹き出た。
「やっぱりせっちゃんは華奢やなぁ。これやったらうちの持ってる毛糸で充分足りるわぁ。」
「このちゃんの…毛糸?」
「そやで。アスナが編み方教えてくれたんよ?うちが今はいてるんはアスナのやつのまねっこしてうちが編んでん。せかやらうちとアスナのはおそろい。うちがせっちゃんの編んだら3人でおそろいやね。」
「お嬢様が、私のを編んでくださるのですか?」
「あははー。何今更ゆーてるんよー。既製品やったらわざわざサイズ計らんでも合うサイズこーたらええやん。手作りやからサイズ計ったんえ?」
「そ、そんなもったいないこと…。いえ、私なんかにそんな、恐れ多いです。」
「せっちゃん、うちが編んだやつなんかいやなんや…」
「そんなことはありません!決して!」
「ほんまに?」
「はい!嘘は申しません!」
「よかったぁ。ほならうち、今日からせっちゃんのために頑張って毛糸のパンツ編むな?」
「あっ、はっ、はいっ!よろしくお願いします!」
「せっちゃんには何の絵柄が似合うかなぁ。まずはそれを考えなあかんなぁ。」
嬉しいような、気恥ずかしいような、なんとなくくすぐったくなる感じがする。
けれどお嬢様の満面の笑みを見ていると、私も自然に笑顔になっていた。
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989 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/01/18(木) 21:54:24 ID:tiyk2b57
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「でもその前に、せっちゃん。」
「はい?なんでしょう?」
「スカート、脱がせっぱなしにしてたから、うちがはかせたるえ。」
「あっ!そ、そんな!い、いいです!うわっ!こ、このちゃん!!!」
「あかんえー。ほらぁ、せっちゃん、何遠慮してるんよぉー。」
「え、遠慮しているのではなくて、うわぁ!このちゃん!」
「ふふふ。せっちゃーん。ほんまにせっちゃんは恥ずかしがりやさんやねんからぁ。」
こうしてまだしばらく私はお嬢様の無邪気なご好意(?)に付き合うことになってしまったのだった。
「ふふっ。せっちゃんってかわいいなぁー。」
「………うぅぅっ………」
*終わり
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