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471 名前:My young lady[sage] 投稿日:2007/02/12(月) 08:24:10 ID:2hOoZ08j
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「せっちゃん、お散歩いこかー」
とお嬢様からの嬉しいお誘いを頂いた私、断る理由も必要も無く真名の冷やかしに応戦しつつ
鏡の中の自分を凝視する、おかしいところはない…よな。
よし、もう一度確認し気合を入れ部屋を出る。
真名がまた何か言っていた気もするが、気にならない。
私は多少浮かれていた。偶にはこういうのも悪くない。
「お嬢様、お迎えにあがりました」
「あ、せっちゃん!いまいくえ」
本当に直ぐお嬢様がお出でになった、「まった?ごめんなー」と私を気遣い笑顔を向けてくれる。
その眩しさに目眩でもしたかのようにクラっとする、『誰から見ても』、お嬢様はお綺麗だ。
魔帆良散歩コース(中級者用)を二人ではんなり、寄り添って歩く。
私の他愛の無い話に笑い声をあげ、笑顔を私に。
それだけで心が温かい。
「でなー、ハルナがあんまり煩いからウチ必殺のdカチをやなー」
「えぇ!!あのトンカチを一般人のハルナさんに!??し、氏、死ん(ry」
「ややなーせっちゃんはvウチがせっちゃん以外に本気出すわけないやんvv」
「ななっな、お嬢様それはどういった意味なんでしょうか?」
「まーた、お嬢様ていうー、このちゃんて言うたら教えたげるわv」
私の数メートル先でぷーっと膨れながら
それでも楽しそうにクルクルとお嬢様が回る。
木洩れ日を享けながら私に向かって微笑むお嬢様、なんだか……ドキドキするな。
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472 名前:My young lady[sage] 投稿日:2007/02/12(月) 08:25:19 ID:2hOoZ08j
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「あ、せっちゃん、ベンチや!あそこで休むえー」
言うなり駆けだすお嬢様の後を追う。
思わず笑みがこぼれる、もう何がおかしいのかわからないけど、自然に出てくる笑みが止まらない。
止める理由もないのだけれど。
「ん、せっちゃんどーしたん?」
「え、あっいや…どうもしてません、大丈夫です!」
妙に力んで言う私にお嬢様はまた笑った。今日は笑ってばかりだな。
お嬢様が御手洗いに行ってる間に『そふとくりーむ』を買ってみる。
確かお嬢様はチョコ味が好きだ、と思ったのでチョコとバニラを注文、受け取ってベンチに戻る。
ちょうどお嬢様も戻ってきた。
「ソフトクリームやん!2つあるってことはウチも食べてえぇんかなー♪」
「えぇ、どちらでもお好きな方を」
「どっちでもいいん?んー…じゃぁウチはチョコやな♪」
思わず笑ってしまう。
「む、どーひたんや?」
「あぁ、いや……ん?このちゃん頬に付いとるよ、取ったげるな」
ぺろっ
「ひゃ、せっ///」
お嬢様が頬に手を当てたまま固まってしまった、どうしたと言うんだろう。
顔に朱が昇っていく、しまった、お風邪を引かせてしまったんだろうか?思い恐る恐る尋ねる。
「あの…お嬢様、どこか悪い処でも?」
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473 名前:My young lady[sage] 投稿日:2007/02/12(月) 08:26:46 ID:2hOoZ08j
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「へ?はれ?……あー、せっちゃん…反則やわ」
ぽーっと此方を見つめるお嬢様。
だんだんと顔が近付いてくる、しかし刹那は目を逸らすこともできない。
さらにだんだんと顔が近付いてくる、しかし刹那は目を逸らすことすらできない。
「んむ……む、ふ?」
我に返ったときには唇と唇が触れ合っていた。
サァァと清涼感を漂わす風を感じ、心地よさに瞳を閉じる。
不意に侵入してくる舌、思考が溶かされていく。
(……………甘い)
何秒そうしていたのか、何分そうしていたのか、はたまた1時間は経ってしまったか。
時間の感覚も意味を成さなくなり、更に暫く経った後に解放される。
名残惜しさを表すように銀糸が引く。
このちゃんが照れた様に笑った。
「せっちゃんがあんま反則やから、お仕置きや」
「お仕置き…ですか?される様なこと……しましたかね?」
「はぁ……それが反則なんよ、せっちゃん」
「えぅ?」
「ふふ、せっちゃんはそのまんまでえーよv」
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474 名前:My young lady[sage] 投稿日:2007/02/12(月) 08:27:21 ID:2hOoZ08j
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日が落ちかけ目に映る全てがオレンジに染められていく。
楓に教えてもらった中級者用コースは後数メートルで終ってしまう。
名残惜しさを感じつつ一歩一歩地面を踏みしめる、隣にはお嬢様。
偶にはこういうのも悪くない。
「ふー、楽しかったな、せっちゃん」
「はい、楽しかったです、お嬢様」
「ん、どうかしたん?」
「いや、あの…そういえば私以外に本気をださない、というのはどういった意味だったんですか?」
「……あ!あーアレな、せっちゃんが大好きゆーことや!
…ん?何かちゃうな、せっちゃん『だけ』愛しとる。そーいうことやえvv」
「ななnな…このちゃ……ぅ///」
反則はお嬢様ですよ。
と思いつつお嬢様の笑顔をみるとどうでもよくなる。
それが反則だと解っていてもコレで良い、コレが良い。
お嬢様が私に照れたように笑いかけてくる。
『私の』、お嬢様はお綺麗だ。
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