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117 名前:二人で旅行。[sage] 投稿日:2007/06/01(金) 22:41:44 ID:LH4e7m0k
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学校の事情で、土曜日に学校があったため翌週の月曜日が休みになった。
三連休になるということで、木乃香と刹那は二人で旅行に出かけることにしたのである。
「やっぱり休みっていっても三日間だけやから、あんまり遠くには行けんかなぁ?」
「そうですね…では、やっぱり定番のネズミーランドとかにしますか?」
木乃香と刹那は刹那の部屋で旅行の予定を立てていた。
中学生の二人ということなので、ネズミーランドの方向に気持ちがいってしまうようである。
「そやなぁ…でもネズミーランドはいつでも行けるから、静かで落ち着いたところがいいなぁ」
「では…最近暑くなってきたので、軽井沢などいかがです?まだ旅行の季節ではないので込み合うことはないと思いますし」
「ん!ええなぁ、軽井沢!」
ということで、旅行先は軽井沢に決定した。
休みの初日。
朝早くから電車に乗って、行き先してから、電話で予約をとった軽井沢の宿へ向かった。
駅から少し離れたところなので、けれどタクシーは使わず宿まで歩いたので、
刹那はともかく、木乃香は結構ヘトヘトになってしまった。
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118 名前:二人で旅行。[sage] 投稿日:2007/06/01(金) 22:44:03 ID:LH4e7m0k
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「ふへぇ…結構、遠いんやなぁ…」
「やはり、タクシーを使えばよかったでしょうか?」
「ううん、だいじょぶやよ。
せっちゃんと一緒に長い道を歩くんも楽しいんやで」
そう言い、木乃香は刹那の手を握り、宿へ入った。
「こんにちわー」
□ □ □
「ふー、疲れたなー」
部屋に入って、うちはテーブルに座って一息ついた。
せっちゃんはやっぱり、ぜんぜん疲れてなさそうで、そんなもんだからうちも表面的にあんまり疲れてなさそうに見せてたけど、せっちゃんにはわかるのだろうか?
うちの近くにきて、お茶を入れてくれて、
「お嬢様、マッサージでもしましょうか?」
と、言ってくれた。
そんな言葉にちょっと甘えたくて、
「じゃあ、してもらおうかなぁ」
近くにへたんと横になった。
「マッサージでもしましょうか?」
なんだかお嬢様がお疲れのように見えたので、お疲れがとれるようにとマッサージを提案してしまったけれど…
その直後、恥ずかしい発想をしてしまった。
『アホアホ!ばか刹那!お嬢様の体に触れるとか、おかしな風に考えたら護衛として失格だっ!』
おかしな考えを吹き飛ばすように、頭をブンブン振っていたら
「ふふふ、おかしなせっちゃんやなぁ。頭なんか振っちゃって」
と、はにかんでいた。
はにかみ具合がまた、とても可愛くて、恥ずかしさが戻ってきたけれど、理性で抑えて、抑えて…
「お、おねがいします!」
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119 名前:二人で旅行。[sage] 投稿日:2007/06/01(金) 22:46:05 ID:LH4e7m0k
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足の疲れをとってさしあげようと思って、ふくらはぎあたりの筋肉をやわらかくするように、揉んでいった。
マッサージが気持ちよいのか、いつの間にかお嬢様はスヤスヤと寝息を立てていて。
『やっぱり、お疲れだったんだろうか…いざとなれば、わたしの羽で飛んでくればよかっただろうか…?』
ふと、お嬢様の髪に触れた。
さらさらな髪で、シャンプーのCMにも出れそうな感じがした。
やさしく撫でてると、わたしもなんだか心地よい気持ちになって、それが安心感だったのか、眠気が襲ってきた。
いつのまにか、わたしもお嬢様のとなりで眠ってしまっていた。
手は…握り合っていた。
□ □ □
気がつくと、うちの隣にせっちゃんが寝ていて、ちょっとびっくりした。
時計を見ると、8時をまわていて、こんなに寝ちゃったんだぁと思いながら…
でも、せっちゃんのこんな無防備な寝顔は久しぶりだったから自然と頬の筋肉が緩んだ。
あ、と思って携帯を取り出そうとしたら、左手が握られていることに気がついた。
『もー、せっちゃんてばかわいいんだからー!』
せっちゃんが起きないように、物音に気をつけて、かつ左手はあまり動かさず…
といった感じで、バックの中から携帯を取り出して、
せっちゃんをパシャリ。
あ、髪ほどいといてあげとこかな…
癖、ついてしまうもんな。
髪を解いてあげて、そして角度を変えて、もう一枚パシャリ。
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120 名前:二人で旅行。[sage] 投稿日:2007/06/01(金) 22:47:06 ID:LH4e7m0k
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撮った写真にフレームとかをはって加工などをしているとせっちゃんが目を覚ました。
「…あ、…すいません、お嬢様、、、寝てしまったようで…」
ゆっくりと体を起こして、まだ眠そうな雰囲気が漂っていて
そういえば、せっちゃんは寝起きは弱いんやったなぁ…と思い出したり。
『…せっちゃん…(笑』
せっちゃんをじっと見ていたら、せっちゃんのまぶたは閉じていて、すーすー寝息を立てていて。
『また、寝てしまったんやろうか…?』
でも、そのままにしておくと、せっかくの休日の一日が無駄になってしまうような気がして、
「せっちゃん、せっちゃん!起きてや、」
「…ふぇ、…ぁ、お嬢様…おはようございますー」
ふふ…あかんわ。脳が停止しとる。
せっちゃんの脳を活性化させるにはー
『ぎゅっ!!』
「!?」
せっちゃんをぎゅーと抱きしめてみた。
まだ、夢の中にいるんもだろうか…
お嬢様が、わたしを抱きしめてくださってる??
現実ではありえないよな…
やっぱりコレは夢なんだー。
そう思うと、自然と手はお嬢様の背中に回っていて、
わたしもぎゅーと、お嬢様を抱きしめた。
お嬢様の肩と首あたりに頭をのっけて、また、寝てしまった。
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