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732 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/04/18(金) 21:41:37 ID:XK5LTU4Y
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あの約束を、履行しようと思った。
聖なる空の下で
今日、の昼のこと。
其れを踏まえたうえで
「夜の、桜を見に行きませんか?」
と、お嬢様に聞いてみた
「えっ、ええけど…」
何を戸惑っているのだろう。
ふと服装に目をやれば…納得した。
既にパジャマ姿だったのだ。
…これは戸惑わないわけはない。
「ち、ちょぉ着替えてくるな!?」
「え、は、はい」
提案する前に行かれてしまった。
…まぁ…着替えを見たいとか、そんな変態ではないのだから良いとしよう。
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733 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/04/18(金) 21:42:40 ID:XK5LTU4Y
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お嬢様が着替え終わり、扉が開く。
「お、お待たせや、…て、せっちゃん?」
はっ、どうやら見とれていたらしい。
「す、すみません…」
「あはは、そないにせんでもー」
かしこまらんと、な、と呟きを聞きながら
「で、では、失礼します」
とお嬢様を抱え、屋上へ向かう階段を3段飛ばしぐらいして駆け上がる
「せっ、せっちゃん、そないに急がんでもええよー!?」
其れは無理な相談です、お嬢様。
そう心で返答しても伝わらないわけで…。
「せっ…ちゃん?」
少し、怖がらせてしまったようだ。
「…ぁ、すみません、早く…その見て頂きたくて」
扉の前に着き、ようやく喋るとお嬢様は顔を明るくし
「あはは、だから急がんでもええてー」
そうだとしても、どうしても早く見せたい。
と、思いながらお嬢様を見つめていると
手が塞がっている私に気付いて扉を開けてくれて…。
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734 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/04/18(金) 21:43:45 ID:XK5LTU4Y
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「あ、ありがとうございます」
「ウチも見てみたいもん、せっちゃんのお墨付きやもんな」
はやる気持ちは同じなようで、くすくすと二人で笑いながら
「では、いきましょうか…」
と呟きながら隠していたあの翼を出す。
「天使さんにつれてかれるんなら何処へでも〜」
だから天使じゃないですってば、と心の中でツッコミをいれつつ。
ばさっ、という音と共に飛翔した。
しばらくぎゅ〜、とお嬢様は私にしがみついていたが
「そんなにしなくても落ちませんよ」
と告げると少し力を抜いていた、高所は苦手ではないはずだが。
「あ、ぅ、せっちゃんを信用してないとかそんなんやないからな!?
か…堪忍な…」
「大丈夫ですよ」
…嬉しかった、なんていえるわけがない。
だが逆に心配したような顔になる。
「堪忍…」
「謝りすぎです、このちゃん」
…あ、あれ、今自然と言葉が…?
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