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735 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/04/18(金) 21:44:28 ID:XK5LTU4Y
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「せっちゃん…」
えっ、なんかお嬢様が赤くなって…えっあれ!?
「その呼び方も慣れてきたんやなー、ええことや〜」
…でも照れてるのですね。とは言えなくて―――意地悪したくなる。
「なんなら呼びなおしましょうか?」
「あ、あかん、そのままで…」
「解ってます」
くすくす、と笑う私に、膨れるお嬢様。
「今日のせっちゃん、意地悪や」
誰がさせてると思っているのですか。
なんてやっぱり心の中で呟いて。
足元に広がる夜桜を背景に、お嬢様をみて…。
「やはり、綺麗ですね」
なんていきなり言ってしまった。
「え…そ、そんないきなり大胆…」
再び赤くなるお嬢様と慌てる私。
こ、これはなんとか修正しなくては…。
「夜桜を背にしたこ、このちゃんが……そ、その…」
多分私も赤くなっているんだろうな、これは。
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736 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/04/18(金) 21:45:21 ID:XK5LTU4Y
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「う、うん…えと、ありがとう…」
自分の中では意外な言葉が返ってきて。
「い、一旦地上に…」
と目を逸らしながら茂みに入る。
見つからないよう、慎重に…。
「…ほわぁぁぁ…」
その茂みの中で、眺める夜桜にお嬢様の感動?と思える声。
ライトアップされた桜は、散る花びらも含めて幻想的で。
―――やっぱり、綺麗で。
「せっちゃん…」
…はい?と言おうと振り向いた瞬間。
私とお嬢様の距離が、0だった。
「…!?」
音もなく私の唇からお嬢様の唇が離れると…
「確かに、せっちゃんのお墨付きだけあったなぁ」
と、笑っていた。何時もより数倍の明るさで。
「…お、お勧めできて、よかったです」
今告白しても、おかしくない、そう思える。
「ありがとう、大好きや、せっちゃん」
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737 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/04/18(金) 21:45:58 ID:XK5LTU4Y
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…言おうとした言葉をさらっと持ってかれて。
―――かなわないな。本当に。
「私も、大好きです、このちゃん」
もう一度唇を重ねて…この幸せな時を止めたいと、願った
多分、お嬢様も、願っているだろう…この時を。
おまけ
慎重が直ぐに解けてしまった為か、朝倉さんに見つかっていたらしい。
次の日散々尋問させられて部屋に帰ればどうやら楓と龍宮も見ていたらしい。
写真に関しては買占めものの、噂に関しては止められない。
暫くは自重しよう、と思った。
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