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◆GvbCrZA3mg(零 ◆13J3XBqmM6) 氏
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816 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/05/01(木) 02:41:17 ID:W16/Ku8p
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早く、早く探して見つければ。
私はともかく、お嬢様が…!!
if魔法世界〜もしもこのせつ二人が近くに飛ばされていたら〜
お嬢様の気配はずっと覚えている。
だから、探す。
だとえ私が死のうが生きようが。
弱いが、近くに居ることはわかった。
だから―――私は駆ける。
「いややぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
お嬢様の叫び声だ
…いま、参ります、お嬢様!!
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
問答無用でお嬢様を襲う変な物体をぶった切る。
何かが引っかぶるが、気にせずお嬢様を即座に助ける。
バッチは…、よかった、持っておられるようだ。
…あれ?お嬢様がほんのちょっとだけ軽い…?
「…あれ?せっちゃん……うわわっ、見んといてー!」
気付いたのか抱きついてくるお嬢様…ん、見るなとはどういうことだろう?
…もしや、この微妙な軽さは…服…?
ちらりと見れば、其処にはお嬢様の素肌が見えて…。
…なるほど、先ほどの変な物体は…
服を溶かすような液体を持っていたやつなのですね。
にしたとしてもそれだけではないようですね…。
何かかかったようですが服が溶けた様子はない…、あれ…?
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817 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/05/01(木) 02:42:11 ID:W16/Ku8p
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「なぁ、せっちゃん…」
…お嬢様の様子が少しおかしいような…?
「なんでしょ…ん!?」
顔が近いと思ったら…キス、された……!?
待て、待て待て、相手お嬢様、うん、これは会ってる…っておい。
「なっ、ななななっ…!?」
私の頭の中は混乱の一途を辿る。
勿論走る意味も解らなくなって、徐々に速度が遅くなって、やがて止まる。
支える以外意味を失った腕からお嬢様するりと抜けると抱きしめてきて…。
何してるんですか、お嬢様、しかもお嬢様…裸ですよね、ねぇ?!
そう言いたいのだが思うとおり動かない、余りの事に混乱を通り越したか。
いや、考えろ、お嬢様は何した?何をしていた?
もしかしたら私の背についたものは自然の媚薬だったとか。
で、あの変な物体の中で生成されるがために切って離脱する時に付いて。
其れがお嬢様の気を引いて、お嬢様が舐めたか嗅いだかして、今に至ると。
…うん、完璧な推理だ、多分あっている、としても…としても、だ。
私にどうしろというんだ!?なぁ、教えろ、誰でも良いから!!
なんて思考で叫んでも誰も反応しないわけで…。
しかもお嬢様私の服脱がし……まてぇぇぇい!!!
「おじょ、このちゃ、いや、なんしとるん!?」
あまりの衝撃に京都弁らしきものがでたな…自分、大丈夫か?
「んー?何って…ウチせっちゃんとイチャイチャしたいわぁ…」
あかん?とか涙目で告げるなんて、お嬢様、それは反則だと思うんです。
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31 名前: ◆GvbCrZA3mg [sage] 投稿日:2008/05/01(木) 02:48:22 ID:W16/Ku8p
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というかイチャイチャとかって…、やはり、こう、性別も関係も…
「だ、だめですよ、こんな顔しても、ダメな物はダメです」
お嬢様に悪いが全否定して理性をフル回転させてお嬢様を止めなくては…。
「…せっちゃん…ウチのこと嫌いなん…?」
…お嬢様、そういうことじゃなくてですね…。
「此処が危険だからですよ、お嬢様のことは好きですから…」
多分こんなに恥ずかしいことすら今ではこうしてさらりと言ってしまえる…
って待て、さらりと告白して抱きつかれてるし…。とりあえず…。
「此れ着てください…其の侭では流石に…」
す、と自分用のローブを渡して…。
一時的ではあるものの、札で媚薬の効果を薄める。
「………ん」
悲しそうな顔をしながら受け取って羽織る姿を見れば、ため息。
……本能は未だヤバい状態なので気を抜けないが…。
………さて、どうしたものかな。
「せっちゃん…?」
無闇に走ったせいか、街がどの方角かもわからなくなってしまった…。
飛ぶ…しかないか……今居る場所が把握できればいい。
それに此処は魔法世界、翼人など珍しくあるまい。
「せっちゃーん?」
「あ、はい!?」
どうやら考え込んでしまったらしい。
「街についたらでもええ、イチャイチャさせて…な?」
…街の宿が取れ次第、私は食べられる運命のようです…。
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