TOP
TOP   SS   イラスト
<< 前頁  クラフト 氏  次頁 >>
325 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 00:01:13 ID:wijfoCiQ
「・・・・見つけました!!」

その戦いの影響は、ネギ一行の探索にも及んでいた。
戦いで発したエネルギーを、ネギが感知したのだ。

「せっちゃん!」
「ネギ、早く闇を!」
「はい! ――テルマ・アモリスタ!」

ついに闇を見つけ出し、消滅させようとする。
だが刹那の生命エネルギーを吸収した闇は、しぶとく抗った。

「く、消えない・・・・!」


――ネギ先生・・・・契約を!!――


「っ! ・・・・ネギ君、せっちゃんの契約発動できる?」
「え?」
「いませっちゃんの声が聞こえた気ぃするん。『契約を』って・・・・」
「長距離の契約発動はなれてませんが・・・・やってみます!」

「パートナー、桜咲刹那。我に示せ、秘められし力を! 契約発動!!」

契約発動と同時に、闇の中から一枚のカードが飛び出した。
そのカードは木乃香とネギの間で表面を見せる。

326 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 00:01:56 ID:wijfoCiQ
「・・・・アーマーカードや!!」

その瞬間、闇が大きく爆ぜた。
闇から飛び出た白い翼を持つ剣士は、そのまま主人の元へと舞い降りる。
「桜咲刹那、只今戻りました!」
「せっちゃん! よかったぁ・・・・」

生命エネルギーを吸い取っていた刹那を失った闇が、小さく収束していく。
が、隠れる前にネギが完全にその闇を消し去った。

「せっちゃん、ホンマによかった・・・・」
「心配かけてごめん。このちゃん・・・・」
「え、せっちゃん今・・・・」
「ごめん・・・・少し、疲れ・・・・ました・・・・」

木乃香の腕の中に降りた刹那は、そのまま意識を失った。

327 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 00:03:18 ID:wijfoCiQ
その日の夜、刹那はネギ達の部屋に強制お泊りとなった。
木乃香のベッドに寝かされ、木乃香に抱きしめられて。

「ん・・・・あれ、ここは・・・・ってえぇっ!? このちゃん!?」
「ぁ・・・・せっちゃん起きてもうた?」
「なななっ、なんで私、このちゃんに抱きしめられて・・・・!?」
「あはん、またこのちゃん言うてくれた〜v」
「あ、いえ、これはその!」

逃げようとする刹那を、ガバッと抱きしめて捕まえる木乃香。

「お、お嬢様〜!?」
「せっちゃん、離れちゃだめやん」

ぎゅ〜っと強く強く抱きしめる。

「ウチ、なんやずーっと後悔しそうや」
「え?」
「あの時、もうちょい近くにおったら・・・・せっちゃん連れていかれへんかったかもしれへん」
「お嬢様・・・・」
「せやからもう、あんま離れたらあかんよ・・・・?」
「はい・・・・申し訳ございませんでした・・・・」

自然と二人の距離が縮まっていく。
そしてたいした時間もかからずに、二人の距離はゼロとなった。

あの時届かなかった、1cm。
今はそのわずかな隔てもなかった。

FIN

<< 前頁  クラフト 氏  次頁 >>


ページトップ

管理人:虚武僧
web拍手
┣サイトへの意見・要望
┗リンクミスの報告など