|
<< 前頁
クラフト 氏
次頁 >>
|
|
364 名前:投下中[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 20:04:56 ID:zBf6F+zP
|
「HRを始めます。まずは衛生係からの連絡です。最近校舎が汚れが目立つことで――」
平和が続く日々。
本日は金曜日。
今週もたいした事件はなく、無事に終わった。
「それと刹那さんと龍宮さん。学園長先生がお二人にこれを渡すように、と」
「ん? あぁ、刹那に渡してください」
「あ、はい」
刹那の方が教卓に近いために、ネギは刹那にその封筒を渡す。
刹那が龍宮の方を見ると、龍宮は小さく頷いた。――中を見ろ、という合図だ。
丁寧に封を開けてみると、簡単に要点だけ書かれた紙が入っていた。
――桜咲刹那殿と龍宮真名殿へ
用事があるので放課後に学園長室に来るように。
近衛近右衛門――
|
|
365 名前:投下中[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 20:05:41 ID:zBf6F+zP
|
『――仕事、のようだ』
『ま、私たち二人宛なんだからそうだろうな。前回の呼び出しよりはだいぶマシだろう』
『まぁそうだが・・・・なぜ携帯電話を使わないんだ、学園長は・・・・』
念話で遠距離会話をする二人。
ちなみに前回の呼び出しとは・・・・
――ピンポーン♪
「えーと、学園長じゃ。
中等部3-A組の桜咲刹那君と龍宮真名君、至急学園長室に来てほしい。繰り返す――」
・・・・校内放送で堂々と呼び出された。
この学園で学園長室に呼び出されるのはとても珍しい、それも学園長本人の放送で。
当然何かを感じ取った報道娘に追いかけられる事となり、前回は仕事どころではなかった――。
『近衛木乃香への送受信や、他者からの受信のみはしているようだがな。
古い魔法使いだから、変な所で意地を張ってるんだろう』
『・・・・もう少し周りに感づかれない方法をとってほしいな・・・・』
|
|
366 名前:投下中[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 20:06:23 ID:zBf6F+zP
|
案の定、HRが終わった所で話しかけられた。
「せっちゃん、おじいちゃんなんやって?」
「おそらく・・・・『裏』の事かと」
「えー、じゃあもしかして刹那さん、週末忙しくなっちゃった?」
話しかけてきたのは、刹那が護衛すべき人の近衛木乃香と、最近仲の良い神楽坂明日菜。
登下校や食事も一緒にする、いわば親友の二人だ。
「まだ詳細はわかりませんが、その可能性が高いですね。――何かありましたか?」
「明日な、みんなで遊びにいこうって話しとったんや」
「ショッピングにカラオケ、ボーリング。まぁ詳しくわかったら教えてよ」
「はい、では学園長室に行ってきます。・・・・行こう、龍宮」
「私はさっきから待機してるんだがな」
龍宮の軽い嫌味をスルーする刹那、そして教室を後にする二人。
端から見れば、普通に仲がいいペア。
「せっちゃん、龍宮さんにはタメ語やよねー・・・・」
「楓ちゃんとかともね。やっぱ仕事仲間って特別なのかな」
『特別なのかな』
その言葉に木乃香はズキッと胸の痛みを感じた。
|
|
<< 前頁
クラフト 氏
次頁 >>
|