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503 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:18:25 ID:Kyr13mw7
そしてバレンタイン当日。
チョコが入ってると思われる紙袋を持った女子たちが、学園を賑わせていた。

「ネギくーん!」
「はい、バレンタイン!」
「私のも受け取ってよ〜!」

ネギの周りには多くの女子がいた。
刹那や木乃香は朝に渡したので、この騒ぎには巻き込まれないですんでいた。

「ひゃー、ネギ君人気者やなぁ」
「そ、そうですね」

他人事のようにネギを眺める二人。
その二人の手には、本命と思われる紙袋が握られていた。
お互い渡すべき人は隣にいるのに、渡すきっかけがつかめない・・・・といったところ。
・・・・先に動いたのは木乃香だった。

「あぁ、せっちゃん。人少ないところいかへん?」
「はい、お供します」

待ってましたとばかりに即答する刹那。
二人はそのまま屋上に向かって歩き出した。

504 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:20:14 ID:Kyr13mw7
「なんや恥ずかしいけど・・・・はい、せっちゃんこれ・・・・」

木乃香は刹那に持っていた紙袋を渡した。

「あ、ありがとうございます・・・・」
「一応な・・・・特別なんやよ?」

頬を紅くして木乃香は言う。
それを聞いた刹那の顔も紅くなるが、なんとか取り乱さないように持ち応えた。

「私・・・・も、お嬢様にこれを」

刹那も自分が持っていた紙袋を木乃香へ渡した。
一瞬にして木乃香の目が輝く。

「せっちゃんも作ってきてくれたんや〜!」
「はい・・・・味の保障は出来ませんけど・・・・」

恥ずかしさでしどろもどろになる刹那。
だがまだ伝えねばいけない事がある。

「あの・・・・ですね、お嬢様」
「なんや?」
「その中に入ってるモノが私の気持ちです・・・・チョコと一緒に、受け取ってもらえれば・・・・と////」

照れ屋な剣士には、直接言う事は出来なかったらしい。
木乃香へと渡された紙袋にチョコと一緒に入っていたもの、それは一枚のカード。
花が描かれていて、「桜咲刹那から近衛木乃香へ」と書かれたカードだった。

「この花は・・・・?」
「千日紅(センニチコウ)という花です・・・・この花は・・・・」
「言わなくてもええよ、せっちゃん」

505 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:21:07 ID:Kyr13mw7

木乃香の人差し指が、刹那の口を押さえた。

「これでもウチ、占い研究部の部長なんやよ・・・・?」
「・・・・はい」
「ありがと、せっちゃん。ずっと大切にする!」

どうやら不器用な剣士の想いは、お姫様に届いたようだ。
だれもいない屋上で剣士とお姫様は、さらに深い絆で結ばれたのであった。



「・・・・あれ? 木乃香、このカードは何?」
「えへへ、秘密やえv」
「あれ、この花はストロベリーフィールドですね」
「ネギ君しっとるん?」
「はい、この花は英国で恋占いに使われる花なんですよ」
「へぇ〜? また何かの占いに使うの?」




ストロベリーフィールド――千日紅(センニチコウ)
花言葉は『変わらない愛情を永遠に』

FIN

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