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500 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:15:44 ID:Kyr13mw7
コンコン

「はい?」
「あの、桜咲ですが・・・・」
「なんだ、桜咲が来るなんて珍しいな」

刹那が訪れたのは出席番号25番、長谷川千雨の部屋だった。
『更新』と聞いてはじめに思いついたのが、インターネットだったのだ。

「す、すみません・・・・お尋ねしたい事がありまして・・・・」
「・・・・面倒なことじゃなければいいが?」
「えと・・・・女性にバレンタインの本命を贈るには、今はどんなものがいいんでしょうか・・・・?」
「は?」

千雨はの思考が一瞬止まったが、すぐになるほどと頷いた。

「あぁ、近衛にか」
「な゛!?」
「何をいまさら驚いてるんだ。お前らバレバレなんだよ」
「!? (え、バレバレなのか!?)」
「・・・・まぁ、入れよ。情報がほしいんだろ?」

いまだに混乱する刹那を、やれやれと呆れながら部屋に招く千雨だった。


「そうだな、今だと・・・・チョコと一緒にアクセサリーとかを贈ることが多い」
「アクセサリー・・・・ですか・・・・」
「そう、それもペアルックだとさらに喜ばれる」
「ペ、ペアルック・・・・!?」

千雨はパソコンに向かいながら助言をしていた。
後ろでは百面相をする刹那。

501 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:16:55 ID:Kyr13mw7
「本命にはチョコと一緒に物を贈る場合が増えてる」
「時代の流れとは恐ろしい・・・・」
「お前はどこの老いぼれだ」

『これは近衛も苦労するな・・・・』と千雨が思ったのを、刹那は知るはずもなく。
何を贈ろうかと、必死に考えを張り巡らせていた。

(やはりチョコとアクセサリーだろうか・・・・)
「・・・・おい」
(しかしペアルックの方がいいということは、私も身につける物の方が・・・・)
「・・・・おい、桜咲」
(でも私はアクセサリーなどつけないし・・・・)
「聞け、桜咲!!」

ピコーン!
おもちゃのハンマーで突っ込まれる刹那。

「あ、すみません!!」
「ほんっと近衛の事になると周りが見えなくなるな、お前は!」
「え!?」

真っ赤になってあたふたする刹那をよそに話を続ける。

502 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:17:33 ID:Kyr13mw7
「あのな、別に時代に囚われなくていいんだよ」
「え? しかし・・・・」
「無理に周りに合わせて、相手をよく見ない方が失礼じゃないのか?」
「相手を・・・・?」

そこまでいうと千雨はパソコンの画面を刹那に見せる。

「本来のバレンタインは、女から男という一方通行ではない」
「・・・・そ、そうだったんですか」
「それに、チョコではなくメッセージ入りのカードや花を贈るのが一般だったんだ」
「・・・・カードや、花・・・・」
「聞いたところ、近衛は占いやおまじないが好きらしいじゃないか」
「・・・・」
「カードや花はそれによく使われ・・・・」
「・・・・ありがとうございます、長谷川さん!」

どうやら刹那は何かを思いついたらしく、千雨に礼を言うと勢いよく飛び出していった。
部屋には呆れた顔でため息をつく千雨、ただ一人が残された。

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