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| 497 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:13:33 ID:Kyr13mw7 | ||||
「バターは室温で柔らかくしておいたのを使います」 五月がクラスメイトたちに、クッキーの作り方を教えている。 そう、今日はクラスで行われるバレンタインの為の料理会だ。 一部を除き、ほとんどのクラスメイトが集まっていた。 そして現在、『チョコだけではつまらない』と誰かが言い出したので、五月が臨時でクッキーの作り方を伝授していた。 「せっちゃん力入れすぎやえ? もうちょっと肩の力抜いて」 「あ、はい。力加減が難しいですね・・・・」 刹那も木乃香に誘われて参加していた。 クッキー作りにも挑戦しているのだが、生地作りの際どうしても力が入りすぎてしまうようだ。 「ヘラでバターをほぐし終わったら、塩をひとつまみ入れて・・・・」 そういった講座を受けつつも、クラスメイト達の視線は刹那と木乃香へチラチラと向けられていた。 シャッターを向けたり、ニヤニヤと冷やかした目線を送りながらデッサンを始める者もいる。 が、当の本人たちは二人の世界に入っており、気付いていないようである。 その木乃香と刹那というと、二人はなんと和服に割烹着という姿だった。 料理で制服が汚れたら大変だろう、と木乃香が刹那に私服を要求したようだ。 しかし刹那は私服など持っていなかった。 持っているのといえば制服と仕事服・・・・そして京都から持ってきた神鳴流が着る千早(ちはや)と緋袴(ひばかま)、いわゆる巫女服。 仕方なしにそれを着た刹那に木乃香はなぜか感激し、木乃香まで和服になってくるという形になった。 京都美人二人が和服(割烹着)で料理、話題の的になるのは当たり前だった。 | ||||
| 498 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:14:12 ID:Kyr13mw7 | ||||
「刹那さんの和服姿、初めて見たかも〜・・・・」 「龍宮さんの巫女姿もだけど、似合うわよねぇ〜。うん、いいネタになる!」 「てかあの二人、完全に二人の世界です」 図書館組やその他をよそに、クッキー作りに精を出す木乃香と刹那。 木乃香がはんなりと教え、刹那はそれを飲み込もうと懸命に努力していた。 「薄力粉を入れてかき混ぜて・・・・あ、ちゃうちゃう、こんな感じに」 「え、あ、は、はい!////」 手をとられて焦る剣士。 誰からみてもピンク色のオーラが漂っていた。 「まだバレンタインじゃないんだから、自重しなさいよね・・・・」 「ん? アスナなんかいうた〜?」 「べっつに〜?」 完全に呆れる木乃香の同居人。 もうこの二人には慣れたという感じだ。 このピンク色オーラが漂う付近で、平然としていられるのは彼女だけかもしれない・・・・。 「それより二人のその服、そっちの方が汚れたらまずいんじゃないの?」 「えと、お嬢様の希望でしたので・・・・」 「せっちゃんなんやかっこええよな〜。似合っとるえv」 「あ、ありがとうございます! お嬢様こそ・・・・」 「はいはいはいはい、次どうするの?」 ほっとけば勝手に二人の世界に脱線する二人。 「いい加減にしなさいよね・・・・」とアスナが呟いたのも、二人には聞こえていなかった。 ![]() 元画像 携帯用 | ||||
| 499 名前:342-348の続き(バレンタイン)[sage] 投稿日:2007/02/14(水) 07:14:43 ID:Kyr13mw7 | ||||
「よし、ネギ先生の分は作ったぞ」 料理会を終え、自室に戻ってきた刹那。 クラスメイトたちへの分は、料理会終了後にみんなで作ったのを交換するという形で免除された。 後は・・・・個々で作る『本命』のみ。 「本命・・・・かぁ。やはり女の子同士だとおかしいかな・・・・? 第一、一体何を渡せばいいんだろう・・・・」 いまだに古い考えから脱することが出来ない刹那。 ふっとクラスメイトの台詞が頭をよぎる。 『お前は情報の更新をした方がいいぞ』 (情報の更新・・・・更新・・・・あの人に聞いてみようか・・・・) そう思案すると、刹那はとある場所へ向かった。 | ||||
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