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345 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 13:35:44 ID:dys4JvJw
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(賑やかなものだな・・・・)
席につき傍観に浸っていた刹那の所に、龍宮が寄ってきた。
「やぁ、刹那。バレンタインについて思考中かな?」
「龍宮か・・・・。バレンタインなんて男女のイベントだろう? 私には関係ない」
「・・・・刹那、お前は情報の更新というのをした方がいいと思うぞ」
「は? それは一体どういう――」
「今は女性同士でもチョコの交換をするぞ。日頃の感謝の気持ちを含めて、な」
「な、なんだって!?」
「お前も大好きな木乃香お嬢様に、チョコの一個でも贈るべきなんじゃないかな?」
「た、龍宮!! 私は、木乃香お嬢様に対して、決してそのような・・・・!」
『桜咲さん、龍宮さん、あぶな〜い!』←鳴滝姉妹
「クーフェが蹴っ飛ばしたせいで、目標がそっちにそれたでござるよ〜」←楓
鳴滝姉妹と楓の声に振り返る刹那と龍宮。
その先には暴走したツクール君が、こちらに向かって走ってくるところだった。
「こ、これはどうすれば・・・・」
「・・・・弁償代は、桜咲刹那まで!」
「んな゛!? やめろ龍宮!」
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346 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 13:36:44 ID:dys4JvJw
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刹那の制止もむなしく、次の瞬間ロボットは宙を舞った。
向かってくるスピードを利用して、龍宮が放り投げたのだ。
それは綺麗に教室のドアに向かって飛んでいく。
ガラガラ――
「おはようございます皆さん、出席をとり――うわぁぁぁぁぁぁっ!?」←ネギ
ガゴンッ!!
「ネ、ネギ先生!? 龍宮さん、わたくしのネギ先生になんてことを!!」←いいんちょ
「い、いや委員長・・・・。私も一応被害者の一人で・・・・」←龍宮
「先生、完全に伸びてるよ・・・・。いくら私でもここまでのイタズラはしないかなぁ」←美空
「(つーか、教室でロボット暴走させるなっつーの!)」←千雨
龍宮が投げた巨大な鉄の塊は、見事ネギに命中したのであった。
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347 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 13:38:42 ID:dys4JvJw
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「そうか、女の子同士でも交換するのか・・・・」
現在の刻は夕方。
刹那は寮の屋上にて、日課の鍛錬をしていた。
あの後、音を聞き駆けつけた新田先生たちにより、騒ぎは鎮火された。
ネギ先生は気を失ってはいたものの、とっさに障壁を張った様で大事には至らなかった。
ロボットの弁償代も、暴走させたハカセの責任ということで払わなくて済んだ。
「チョコなんて作ったことないし・・・・でも、日頃の感謝の意を込めて作った方がいいのだろうか」
ブツブツと独り言をしながら木刀を振り下ろす。
「せっちゃん、チョコ作るん?」
「えぇ、でも今迷ってるところでして・・・・って、えぇ!?」
振り向くとそこには木乃香が。
悩みながら鍛錬してたせいで気付かなかったようだ。
(背後をとられるなんて・・・・)
「い、今の聞かれてしまいましたか?」
「うん、ばっちり」
「あぅ・・・・」
悩み事を聞かれてしまい、うな垂れる刹那。
それとは対照的に、嬉しそうな木乃香。
「なぁなぁ、作るんやったらウチらと一緒に作らない?」
「え?」
「もちろん義理の方をなv 本命はその後に各自作るゆーことで、みんなで集まって作る事になっとるんよ」
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348 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 13:40:27 ID:dys4JvJw
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(なるほど、うちのクラスはチョコ作りまでイベントにしてしまったのか)
一瞬考えた刹那だったが、なにぶん初めてのことは慣れた人に教わったほうがいい。
武道に長けた刹那はすぐその結論に達して、木乃香の申し出を受け入れたのであった。
(本命は各自で・・・・私の本命は・・・・)
まだバレンタインまで日はある。
刹那は本命を渡していいのかと苦悩しながら、本番の日まで暮らすことになってしまった。
〜バレンタイン前夜・完〜
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