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951 名前:【春のバカンス 〜ホワイトデー〜】[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 12:29:23 ID:tooKAa7S

「ひゃっほーう!」

ザバーンッ

本日は3月14日。
まだまだ寒い時期である春休み真っ最中だ。

「ネギくーん、こっちで遊ぼうよー!」

この連休を利用して、ネギとそのクラスメイトたちは暖かい南の島に来ていた。
過去にも招かれた事のある島。
もちろん雪広あやかの招待である。
数名の生徒を除く、ほぼすべてのクラスメイトたちがこのバカンスを楽しんでいた。

「やっぱりお嬢様は違うね・・・・」
「日焼け止めクリームどこ〜?」
「ダーンクシュート!」
「ネギくんあぶなーい!」
「・・・・へぶっ!?」

ボールで遊んだり、海水浴を楽しんだり、砂のお城を作ったり。
それぞれが楽しんでいる中、ビーチパラソルの下でボーっとしている者がいた。

「このかー、具合悪いの?」
「・・・・そうやないんやけど〜・・・・」

952 名前:【春のバカンス 〜ホワイトデー〜】[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 12:30:08 ID:tooKAa7S

五月が作ったジュースを飲みながら一人パラソルの下にいる木乃香に、明日菜が声をかけた。
オコジョ妖精のカモも明日菜の肩の上にいる。

「せっかくいいんちょの別荘に来たんだから、楽しみなさいよ」
「・・・・せやけど〜・・・・」

カランっとコップの氷が鳴る。
そのコップを見ながら、やはり何か物足りなそうな顔をする木乃香。
・・・・どうつついても動きそうに無いので、仕方なく明日菜とカモはその場を離れることにした。

「やっぱり刹那の姉さんっすかねぇ・・・・」
「かもねぇ、刹那さん仕事で来れなくなっちゃったもんね」
「何を一人でブツブツ言ってるんですの、明日菜さん」
「げ、いいんちょ」

カモと話しながら歩いていた明日菜に、あやかが絡む。
あやかも不満そうな顔。

「あんたには関係ないでしょ」
「関係なくありませんわ! あなたがネギ先生との旅行をバラすから、クラスの皆さんがついてきてしまったんですのよ!」

あやかはネギと二人きりでここに来ようとしていたようだ。
しかしその意図を読み取れなかったネギが、誘われた事を明日菜と木乃香に話してしまった。
さらに木乃香から図書館組に伝わり、ハルナがクラス全体にバラすという恒例のパターン。

「仕方ないじゃない・・・・」
「あなたはいっつも私の邪魔ばかりして! これだからお馬鹿なおサルさんは――」
「なによ、このショタコン! あんたこそ堂々と犯罪犯そうとしてんじゃないわよ!」

953 名前:【春のバカンス 〜ホワイトデー〜】[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 12:31:31 ID:tooKAa7S

ギャーギャーと取っ組み合う二人。
普段ならここらへんでやんわりと止める木乃香だが、今日は違かった。
争う二人を遠目でみて、はぁっと深くため息をつく。

「・・・・このかさん、どうしたんですの?」
「・・・・あ〜、あれはね〜・・・・」

木乃香の様子が気になったあやかは、喧嘩の手を止める。
あやかと木乃香は同じ学級委員で交流がある。
そのため、少し気になるようだ。
そんなあやかに明日菜は、"刹那が所用で来れなくなり、木乃香はそれが原因で元気が無い"と話した。

「確かにいつも一緒ですのに、珍しいですわね」
「・・・・まぁ、刹那さんも色々と忙しいから」

刹那が裏の仕事をしている事を知っている明日菜は、サラリとした返事を返した。

ちなみにこの旅行には、龍宮真名と長瀬楓も参加していない。
刹那を加えたこの三人は、旅行直前に現れた妖魔の退治にかり出されてしまったのだ。
本当に急な仕事だったために、刹那との旅行を楽しみにしていた木乃香はかなりがっかりしてしまった。

「刹那さんの用事は・・・・いつまでなんですの?」
(姐さん、あんまり下手な事は言わない方が・・・・)
「・・・・もう今頃は終わってるんじゃないかな。じゃ、私はこれで」
「ちょっと、明日菜さん!」

ぼろを言ってしまう前に、明日菜とカモはさっさとその場を後にした。
話が途中だったので、あやかは慌てて明日菜を追いかける。
ビーチには木乃香だけが残された。

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管理人:虚武僧
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