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137 名前:刹那の異変[sage] 投稿日:2007/03/26(月) 13:31:35 ID:oTRE23IY | ||||
「――そうや、今日の夕飯一緒に食べへん〜?」 下校中のに出た、夕食の誘い。 「実は私も、誘おうと思ってました」 「ほんま?」 『今日は龍宮だけが仕事なので』と、刹那は理由を述べる。 それを聞いた木乃香はとても喜んでいた。 自然と刹那の頬も緩む。 「なぁなぁ、今日はせっちゃんの部屋でええ?」 「え? あ、はい、いいですよ」 木乃香は刹那の部屋で夕食をとりたい気分らしい。 刹那は別に断る理由も無かったので、快く承知した。 「ほな着替えたらすぐ行くな」 「はい、お待ちしてます」 木乃香を部屋に送り、早々と刹那は部屋に戻った。 なにぶん退魔師二人組の部屋。 もしかしたら何か危険なものが落ちているかもしれない、と考えての行動だった。 | ||||
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138 名前:刹那の異変[sage] 投稿日:2007/03/26(月) 13:32:31 ID:oTRE23IY | ||||
「龍宮の奴・・・・銃弾置きっ放し・・・・」 案の定、というべきか。 普段はしっかりしている龍宮だが、今日はHRが長引いたりと時間が無かった為に、片付けるのを忘れたようだ。 刹那は一緒に置いてあった収納ボックスにソレを片付けると、龍宮の机の中に入れようとする。 ガタンッ! 「あっ・・・・!」 机の中にあった、何かを倒した。 それと同時に、やや強めの甘い匂いが鼻を刺激する。 「これは・・・・香水?」 机の中にあったのは小さな小瓶。 倒れたショックで、少し中身が出てしまったらしい。 慌てて小瓶を戻し、ティッシュで拭き取る。 こぼれた量は少しだけだったようだ。 「龍宮が香水だなんて、意外・・・・あっ」 手に付いた香水に気付かず、その手で鼻を触ってしまった。 慌てて水で洗い流そうとしたが、なかなか取れない。 | ||||
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139 名前:刹那の異変[sage] 投稿日:2007/03/26(月) 13:33:01 ID:oTRE23IY | ||||
「嫌いな匂いではないけど・・・・困ったな」 少し鼻に残ってしまった匂い。 しかしそれは刹那にとって、なかなか好みの匂いだった。 「――おっと、いけない。片付けないと」 刹那は気を引き締めなおし、危ないと思うものを片付ける。 ちょうど片付け終わった頃に木乃香が訪れてきた。 * 「お嬢様、醤油とソースどちらがいいですか?」 「ん〜、うちは醤油やな」 「はい、どうぞ」 「ありがとなv」 木乃香との夕食。 刹那の仕事が無い日は、決まって木乃香が刹那を食事に誘う。 それが修学旅行後からの定番となっていた。 「ほんでな〜、そこで明日菜が・・・・」 「明日菜さんらしいですね・・・・」 刹那は口達者ではないので、話のネタ振りは大抵木乃香からだった。 木乃香のお話は、刹那にとってはどれもが新鮮。 刹那は麻帆良に来てから――いや、自我が芽生えてからは、ずっと剣の道のみを進んでいたから。 だから普通の女子がする話に疎いし、話の切り出し方もわからない。 仕事で使う他人行事な内容ならば、上手く切り出せるのだが。 | ||||
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