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103 名前:喧嘩するほど?[sage] 投稿日:2007/10/06(土) 01:06:58 ID:/jjGAPaN
現時刻は夕方。
秋も濃くなり、日が沈むのも早くなってきていた。
そんな麻帆良の女子寮の一角で、なにやら作業をする二つの影。

「何をしているのです? お嬢様」
「ウチのクラスって仲ええから・・・・一人一人の誕生日、お祭り騒ぎやん?」
「はい、そうですね」

ここは桜咲刹那と龍宮真名の部屋。
そこに木乃香が家計簿などを持ち込み、月始めの整理していた。
刹那は刹那で、退魔の仕事の資料に目を通している。
木乃香が刹那の机で、刹那はその後ろのテーブルで、それぞれの作業をしていた。

「せやから、今月の出費を大まかにな・・・・」
「確かに・・・・出費が重なる月もありますしね」

木乃香はクラス配布用の名簿を広げていた。
その視線は生徒達の生年月日を見ていて、誕生日をチェックしているのがよくわかる。

「うーん、今月は・・・・」
「21日の村上夏美さんだけだったと思いますよ」
「へ?」

木乃香が名簿を見てチェックしていた事を、刹那は仕事の資料を見ながらさらりと答えた。

「・・・・え、えっと・・・・さよちゃんは・・・・」
「相坂さんは誕生日も忘れてしまってる様なので、朝倉さんと一緒に祝うそうです。1月10日ですね」
「エヴァちゃん・・・・」
「エヴァンジェリンさんは茶々丸さんと同じ4月1日になってますが、実際の所は不明です」

刹那は目を通していた資料に思うところがあったのか、ペンを手にとって書き込んでいく。
木乃香は既に手元の名簿を見ておらず、刹那の方を見ていた。

104 名前:喧嘩するほど?[sage] 投稿日:2007/10/06(土) 01:08:55 ID:/jjGAPaN

「あと今月はハロウィンがありますので、覚悟した方がよろしいかと」
「う、うん・・・・」
「ちなみに、来月の誕生日は12日に楓、16日に綾瀬さん、17日に龍宮、21日に和泉さんです。
 そちらも今の内に予定に入れておかれてはどうでしょうか」
「・・・・せっちゃん、すごいなぁ」
「え? ・・・・あっ」

刹那はここでやっと顔を上げる。
そして木乃香が自分をずっと見ていた事に気付き、赤面した。

「みんなの個人情報・・・・暗記しとるん?」
「は、はい・・・・同じ教室、寮で暮らすので・・・・知っておいて損は無いかと・・・・」
「ふーん・・・・」

刹那は慌てて資料をテーブルに置く。
仕事モードになっていたために、つい仕事の調子で木乃香に意見してしまったからだ。
しかし木乃香は怒っているわけではない。
木乃香は名簿を机に置き、刹那の隣に座った。

「じゃあ、ウチの事も・・・・」
「も、もちろん、です・・・・誕生日も、血液型も・・・・」
「へぇ〜・・・・筋金入りのストーカーさんやなぁ?」
「うっ・・・・」

"ストーカー"という言葉に、刹那はショックを受けた。
木乃香はチャンスとばかりに詰め寄る。

「でも知ってるん、それだけなん?」
「・・・・え?」
「もっとこう、ディープな所とか・・・・知らん・・・・?」

105 名前:喧嘩するほど?[sage] 投稿日:2007/10/06(土) 01:12:01 ID:/jjGAPaN

木乃香は刹那の肩を押して、床に押さえつけた。
一気に刹那の体温が上昇する。

「そ、そんな事言われましても・・・・た、例えば・・・・?」
「そやな・・・・誰に、何されたいて・・・・思うてるとか・・・・」
「っ!?」
「どこ触ったら悦ぶとか・・・・」
「・・・・あの、お嬢様っ・・・・んっ・・・・」

木乃香は、慌てる刹那の唇を奪う。
ただ触れるだけではなく、内部を嬲る濃厚なキス。

「ん・・・・んぅ・・・・!」
「ふぅ・・・・はぁ・・・・」

木乃香はたっぷりと味わって唇を離す。
すると、今度は刹那が木乃香を掴んだ。

「・・・・確かに最近、忙しくてご無沙汰でしたけど・・・・」
「他の人の事ストーカーしとったんやないの?」
「っ! ・・・・そんな事、あるわけないじゃないですか」

刹那は木乃香を上に乗せたまま、首元に口付けた。
快感に悶える木乃香を全身の抱擁で押さえつけ、じっくりと攻め立てる。
あっという間に木乃香の身体から力が抜けた。

「ぁん・・・・わかっとるやん・・・・」
「知らないとは一言も言ってませんけど・・・・」
「じゃあヘタレさんやね」
「・・・・いい加減、怒りますよ?」

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