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333 名前: ◆AIo1qlmVDI [sage] 投稿日:2008/02/22(金) 22:00:44 ID:PsQr1uEJ
こいつの電話に何一つ落ち度はなさそうで少し悩む。
夕飯時に電話が掛かってくるのを嫌う人もそりゃたくさんいるだろうがあくまでそれは一般家庭での話だろう。
近衛んちは(話に聞いただけだが)すんげー人数の使用人がいる今時珍しいくらいの家柄なわけだろ?
そんな家なら電話を受ける係みたいなのが居ても全く不思議じゃない。
仮にいなかったとしても料理専門使用人がいるのは間違いなさそうだ、っていうかいるだろ。
そいつらが夕飯やらを作る場所に外に繋がってる電話を置くか?置くはずない。
ってことはこの話……っつーかその近衛んちの誰かの対応はかなり不自然じゃねーのか?

「……どうなんでしょう、千雨さん」

「どうもこうも……
まぁ……ヘン、ですね、その話聞くと。
あ、先生の対応は失礼じゃないですよ、私の私見ですけど」

「そう……ですか……
やっぱり……何かあったんじゃ……」

「や、早合点はダメでしょう、大きい家ってのは一般人から見たら訳わかんないことだらけっぽいし近衛、サンはなんか特殊な家柄の人だし下手に騒ぐのはちょっと控えたほうがいいんじゃないですか」

っていうかこーゆーこと生徒に相談してどうすんだよ、相手ならデスメガネとか色々いんだろうが!
アレか?人気の無い教室に生徒と二人っきりフラグか?!
うぉぉぉぉぉ、何考えてんだ私は!!

334 名前: ◆AIo1qlmVDI [sage] 投稿日:2008/02/22(金) 22:01:05 ID:PsQr1uEJ
「高畑先生とかに相談したほうがいい問題な気がしますね」

カバンを手に取りイスから立ち上がる。

「た、タカミチは……」

「生徒に相談するよか何倍も有意義な回答をくれそうだと思いますけど」

「今……麻帆良を離れてて、その……」

夕暮れの空気が開け放った窓から流れてくるのを眺めるフリして先生を見やった。

「どうしたんですか?
高畑先生にしか言えない問題でもないでしょう、私に言ってきたくらいですし」

「ち、千雨さんにしか言えないことです!!」

いきなり大声を出されたので出て行こうとした足が止まってしまった。

「……はぁ?」


335 名前: ◆AIo1qlmVDI [sage] 投稿日:2008/02/22(金) 22:01:38 ID:PsQr1uEJ
「だから……、
千雨さんにしか言えないことだから……、あの、」


先生の頬が夕焼けを受けて赤く見えるのが少し困る。
私はどんな顔してるだろう。
赤くないといいんだけど、……って。

思ってねぇよそんなこと!!!

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