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90 名前:83[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 22:18:11 ID:8q3dyAKV
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『言葉で表せないの』この×せつ(後半若干せつこの?)
津々と降りゆく雪が麻帆良学園の景観を、白く化粧していく。
一面銀世界と化した外では、バカピンクやバカイエロー他数名が雪合戦を楽しんでいる。
もう、年の瀬が近い時期の頃の話―――――。
「うー寒〜い、木乃香〜なんか暖かい飲み物ちょ〜だ〜い」
「んもう、明日菜ったらホンマ寒がりやなぁ〜」
「しょうがないじゃない、雪降ってるしさぁ」
「今、ココア入れたるから待っててな」
朝の新聞配達を終え、中央のテーブルはガラステーブルから何時の間にかコタツに変わり
そのコタツでぬくぬくと温まる明日菜。
おばさんくさいちゃんちゃんこまでしっかりと着込んでいる。
そう言えばもう一人のルームメイトであり担任のネギ・スプリングフィールドは
今日が丁度冬休みの当直で夜遅くまで帰らない、と朝出かける際に走り書きのメモを残して学校へ行っている。
勿論、カモもお供した。
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91 名前:83[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 22:19:24 ID:8q3dyAKV
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「あれぇ〜・・・?」
「ん?どしたの木乃香?」
「ん〜・・・ココア切らしてもうて」
「ええぇ!じゃぁ暖かい飲み物は・・・」
「お茶も無いしあとは冷たいのしか・・・・どうする明日菜?」
「うーん・・・じゃぁいいわ、別に」
「ほならウチが買ってこようか?」
「いいよ、いいからさ、無いならしょうがないよ」
「そうか?でも他にも切らしてるから序でに色々買ってきたいんやけど・・・」
うーんと悩む木乃香。それを見かねた明日菜は
「じゃぁ私が買ってくるからさ、書き出してくれる?」
「え・・?ええよ別に、こんな寒い日に行かんでも」
「いいのいいの!何時も木乃香には食事とか家事とかやってもらってるし」
「え〜・・・じゃぁ甘えさせてもらうわw」
「うん!で、何を買ってくればいいの?」
「ちょ待ってな」
台所からリビングに出てネギが残したメモの裏に丁寧な字で一つ一つ必要なモノを書いていく。
「ほな、こんな感じやけど・・・・」
「げっ・・・」
明日菜はその瞬間、体の芯まで凍りついた。
最初は料理酒から始まり、みりん、しょうゆ二本、バターと食品系が続き
最後には「灯油」の二文字。
どうせ5、6個くらいだと思った買い足し品は計15個という予想外の数字。
確実に死の香りがする。
特に、最後の二文字はやばい、脳内で危険信号がビービー点灯する、そんなの持ってくる術など、ない。
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92 名前:83[sage] 投稿日:2005/12/29(木) 22:20:46 ID:8q3dyAKV
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「やっぱり・・・あかん?」
「う・・・・ううん!全然大丈夫から・・・・はは」
「声・・・うわずっとるよ?」
「ぇ?気のせい気のせいよ!」
明日菜は強がってみせる、引き受けてしまった手前、嫌と断れない。
とにかく「灯油」を含めた15品目を買いに出るとする。
無論、寮内の購買部では灯油は売ってないため外へ出る準備をする。
「じゃぁ気ぃつけてな?」
「うん、木乃香が一人になっちゃうけど・・・・」
「ああ〜それやったらせっちゃん呼ぶコトにするから」
「刹那さんを?」
「多分来てくれると思うんやけど・・・・」
「わかったわ、じゃぁ木乃香、行ってくるから」
「ほんま有難うな。」
「ううん、いいっていいって。」
笑いながら明日菜は外へと飛び出した。
しかし外に出た途端、その強烈な寒さに明日菜は直ぐ強張った顔になる。
木乃香はそんなことを知らず、鼻歌を歌いながら携帯を手に取る。
(今日はせっちゃんを驚かせてみよかな・・・・?)
木乃香は怪しげな笑みを浮かべ、何故か「恋人欄」から刹那へと電話を掛けた。
その連絡はほんの数分前だった。
最近自らはたるんでいると、自分を引き締める為に山へと入ったその矢先
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