好きだと言う事 愛していると言う事。
守りたいと言う事 大切だと言う事。
共に居たいと、願う事は罪ですか?
/
烙印のように捺された、背中の翼。それは貴女と同等の位置にはいれないという、何よりの証明で。
護りたいと思えば思うほど、貴女の行為全てが危なっかしく思えて、どんどんと擁護になって行く。
助けを求められた時には一番に駆けつけたいと思えば思うほど、傍にいなければ、と強迫にも似た観念に責められて。
泥沼にはまって行く私は、凄く惨めで。
それでも離れたくとも、離れられなくて。それでも放したくとも、放せなくて。
まるで、雁字搦めの私。
いっそこの身と心さえもこの底なし沼に浸かって永劫浮かび上がったこなければいい。
/
「どうして。ですか――」
思考が追いつかずに、口から言葉が出た。どうして。何故、こんな事になっているのだろう。
周りは本の海で。否、むしろ――之を海というのもおこがましい。之は死海じゃないか。
まるで無機質。まるで無機物。温かみが無い、床に散らばった大量の蔵書。
「あはは……せっちゃん、怪我、あらへん?」
目の前には困ったように笑うお嬢様が居て。
まるで愚鈍な私を慰めるみたいに。まるで自分の身など省みていない様子で。
「木乃香お嬢様ッ! なん―……なんで!」
スローモーションで蘇る、つい5分前の映像。
(省略されました・・全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
