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655 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/03/16(木) 21:18:03 ID:IACP06Ci
タタタタタ
軽いリズムを刻む足音・・・これは・・・私の知っている・・・
「せっちゃ〜〜〜ん♪」
満面の笑みで走ってくるのは私の愛しのコノカお嬢様である。
「お嬢様。なんでしょう」
お嬢様の笑みにつられ、私も微笑む。お嬢様のおかげで私も学園内で笑みを浮かべることも随分増えた。クラスメイトからも話しかけられることも増えた。みんなお嬢様のおかげだ。
「せっちゃん!あ〜ん」
お嬢様が大きなお口を開けられるのを見て、私もぽか〜んと口を開けてみる。
「ハイ^^購買部で売ってた飴ちゃんや♪甘いやろ♪うちこれ大好きなんよ」
お嬢様の肌のような白い飴玉を口の中に放り込まれた。
「ふむっ・・・う・・・・・・・・」
突然の出来事に、私はビックリ。お嬢様の質問に答えられないまま、口の中で飴玉が体温に溶かされていく。とろっとしたミルクの甘い香りに舌がとろけそうになる頃、ようやく私は口を開いた。
「甘くて美味しいです、お嬢様」
にっこり微笑んで口を結ぶと、お嬢様は顔をそっと私に近づけた。驚きに目を見開いたまま、お嬢様の唇と私のそれが触れる。
柔らかい唇の中から小さな舌が出てきて、私の中へ入ってくる。
「・・・むぅっ・・・んっ・・・」
口の中に広がる甘い飴玉と、お嬢様の舌に私はうっとりと目を閉じる。飴玉が消えて無くなる頃、ようやくお嬢様は唇を離してくれた。
「ふぅ、ん。あまぁい^^ 白くて柔らかくってあまぁ〜くって、まるでせっちゃんのようやな^^」
「う?・・・えっ・・・!?」
状況が把握できない私は間抜けな声をあげる。
「うち、癖になりそうや♪」
お嬢様の手には飴玉が入っていたであろう、赤い小箱があった。
赤いパッケージには舌をペロっと出した女の子のイラストが描かれていた。

『ミ○キー は せっちゃんの 味〜 ♪』

〜END〜

 
686 名前:桜色の中で[sage] 投稿日:2006/03/28(火) 22:46:29 ID:PWjExHJm
『・・・雪?』
ある晴れた春の日、上から落ちてきたその白い物体に刹那は首を傾げた。
「わぁ、せっちゃん桜やぁ。うち桜大好きなんえ。キレイやなぁ」
木乃香の声につられ、上を見上げるとそこは淡い桜色の空が広がっていた。
うっとりと桜を見上げる木乃香に刹那は笑みを漏らした。
『お嬢様の方がお綺麗です』
口に出して言えない自分の、心の中でそっと呟いた。
「ふふ」
木乃香は小さな笑い声と共に、おもむろに刹那の頬へ手を延ばしそっと触れた。
「お・・・お嬢様!?」
「ほっぺたに花びらついとるえ^^」
頬から離れた木乃香の手には小さなピンク色の花びらが1枚摘まれていた。
「・・・?せっちゃんほっぺが桜みたいにピンクや〜」
木乃香は刹那を見てクスクスと笑った。
刹那は何も言い返せないまま、口を開け目をぱちくりしている。
「せっちゃんは桜みたいやなー。ほっぺもくちびるもピンク色でキレイやんね」
「そ・・・そんな、滅相もありません。お嬢様の方がお綺麗です!」
慌てて刹那が否定する。
そんな刹那に木乃香はニッコリと微笑みかける。
「せっちゃんが桜みたいやから、うち桜好きなんえ。せっちゃんの名前も"桜咲"やし。
あ!うち今すっごくいいこと思いついたわー!ねね!せっちゃん聞きたいかえ?^^」
「・・・は・・・はい」
刹那は動揺を隠せないまま返事をする。
ゆっくりと近づく木乃香にどぎまぎしてすっかり落ち着きをなくしていた。
「うち、せっちゃんと結婚するえ^^そしたらうちは桜咲 木乃香や♪
だ〜い好きな桜とず〜っと一緒や♪せっちゃんともず〜っと一緒や!^^」

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管理人:虚武僧
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