───きゃーっ!
どこからとも無く、このちゃんの悲鳴が聞こえた気がする。
段々と落ち着かなくなり居ても立っても居られなくなった私はこのちゃん達の部屋へ向かって走り出す。
不安に押しつぶされそうになりながら、チャイムも鳴らさずにドアを開ける。
「……お嬢様!大丈夫ですか!?」
部屋の中には満面の笑みのこのちゃんが……
え、えっと……?
「せっちゃんどこ探してもおらんかったから最後の手段使ってもうた」
笑いながら言うこのちゃんを見たら不安はどこかへ吹っ飛んでしまった。
「探していたということは、私に何か用ですか?」
「一緒にお茶したいなぁって思って探してたんよ」
そのままお茶とお菓子をいただき、私は自分の部屋へ帰った。
-数時間後-
───きゃーっ!
「お嬢様!?今参ります!!」
どこからとも無く聞こえる悲鳴を感知し、刹那は部屋を飛び出していく。
「今日何度目だったかな、刹那が飛び出していくのは……あいつのお嬢様への愛は恐ろしいな……」
部屋に残された彼女のルームメイトは、呆れながら開けっ放しのドアを眺めていた。
