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380 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/02/12(日) 00:12:46 ID:77dS3O7v
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私は久しぶりにお嬢様の部屋に入った…
以前来た時と同じままの部屋だった…
こ「今日は徹夜になると思うから、コーヒー沸かしといたえ」
そう言いながらお嬢様は私にコーヒーの入ったカップを渡してくれた…
せ「あ、ありがとうございます…いただきます」
効果音「ズズゥー」
せ「あ、熱っ!フゥーフゥー」
こ「せっちゃんはせっかちやなぁ(笑い)」
そんなことを言いながらお嬢様は私を見つめている…
一点の曇りもないキレイな瞳…本当にキレイだなぁ…
ついつい、そんなことを考えてしまう…するとお嬢様が、
こ「さー、せっちゃん!そろそろチョコ、作ろか?」
今の今まで見つめていたお嬢様が突然話しかけてきたので
私はつい動揺してしまう…
せ「え、あっはい、そうですね!」
こ「うん?せっちゃんどうしたん、そんなに慌てて?」
せ「そ、それは…ちょっと考え事をしていたものでして…」
こ「ほかほか〜、よし!じゃ、ウチと一緒にチョコ作ろ?」
せ「はい、作りましょう!」
私とお嬢様は台所に行った…
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381 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/02/12(日) 00:43:12 ID:77dS3O7v
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こ「じゃあ、ウチは生クリームとチョコを湯煎で混ぜるさかい」
こ「せっちゃんは冷やす為の水をこの容器に入れてな」
せ「はい、わかりました…」
私はお嬢様に言われた通りに渡された容器に水を入れ始めた…
効果音「ジャー」
どうしたものか…このかお嬢様と作れば間違いなく
おいしいチョコレートができる筈…
しかし、一緒に作ってしまってはこのかお嬢様に
渡し辛くなる…どうやって渡そうかな〜?
そんな事を考えていると、チョコを味見していたこのかお嬢様が…
こ「あっ!せっちゃん、水、水!」
え、水?その瞬間、冷たい冷水が私の手にかかった…
せ「冷たっ!」
私は思わず容器から手を離してしまった…
そのとたん、容器が流しの下にぶつかり、中の水が思いっきり跳ねた…
その水で床がぬれてしまった…
せ「す、すいません!すぐに拭きますので!」
そう言って、私は布巾を取りに行こうとして床の水で足を滑らせてしまった…
私は受身を取ろうか迷ったが、どうせ水で滑ってしまうのでとりあえず
体に気を込めて痛みを最小限に食い止めようとした…
その時、お嬢様が私を受け止めようとした…
しかし、受け止めようとしたお嬢様も床の水で足を滑らせてしまった…
そして、私とお嬢様は重なるように床に倒れた…
その時、私とお嬢様は0距離で見詰め合っていた…
すなわち、キスしてしまっていた…
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383 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/02/12(日) 02:04:09 ID:77dS3O7v
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私とこのかお嬢様はキスしてしまっていた…
こんな状況であるにもかかわらず、何故か私は冷静だった…
理由はお嬢様が味見していたチョコの甘い香りだった…
もし、この甘い香りがなければおそらく私は気絶していただろう…
私が上の体勢だったので、とりあえずお嬢様の上から退いた…
せ「も、申し訳…ございません、お嬢様…」
お嬢様は何か考えたのか少し時間をおいてこう告げた…
こ「…せっちゃん…罰としてウチのお願い聞いてもらえるやろか?」
せ「な、何でしょう?お嬢様…」
私は、何を言われるのか少しびくつきながら待った…そして…
こ「罰としてもうこれからはウチの事を、『お嬢様』て呼ばないで…」
こ「これからは昔みたいに、『このちゃん』て呼んでくれる?」
…意外だった…しかし、いくらなんでも私とお嬢様とでは…
そこで、一応たずねてみた…
せ「しかし、何度も言うとおり私とお嬢様とでは身分が違いすぎます…」
せ「それに、私は半分…」
そこまで言ったとき、お嬢様が唇を重ねて私の言葉を遮った…
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384 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/02/12(日) 02:07:14 ID:77dS3O7v
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私はお嬢様にキスされていた…
数秒の静寂の後…お嬢様はゆっくりと私の唇から
自分の唇を離した…そして…
こ「そんなん、関係あらへん!ウチがいいてゆーんやから」
こ「それでいいんや!ウチはせっちゃんとは友達で居たいんや…」
うれしかった…本当にうれしかった…
せ「本当に…いいんですか?」
こ「うん、いいんや!」
ここまで言われたとき、私はこのちゃんに抱きついていた…
このちゃんは私をやさしく抱きしめてくれた…
せ「このちゃん…このちゃん!」
こ「せっちゃん…せっちゃん!」
そして、私たちはお互いを確かめるように、もう一度キスをした…
もう、そのときには涙でチョコの香りもわからなくなったいた…
〜Fin〜
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