朝日の眩しさと頭を撫でられる感覚で目を覚ます。
「あっせっちゃん、おはよ」
「おはよ…ございます……」
私は一度うっすらと開けた目をそのまま閉じる。
正直、頭を撫でられるのがこんなにいいものだと思わなかった。
「また寝るん?もう朝やから起きなあかんよ」
「いえ……お嬢様に頭を撫でられるのが気持ちよかったものでつい……もう少しこのままで居てもいいですか?」
「ええよ、何やせっちゃん意外と甘えんぼさんなんやね」
そう言いながらこのちゃんは私の頭を撫で続けてくれる。
目を閉じたまま昨日のことを思い出す……
私は今までこのちゃんには知られたくなかった自分の醜い部分……
嫉妬心や独占欲を全てさらけ出してこのちゃんを求めた。
このちゃんはそんな私を受け入れてくれた……そして、このちゃんも私と同じ気持ちだと知ることができた。
いつの間にか撫でてくれていた手が止まっている。どうしたんだろ……
目を開けると第二ボタンまで外して若干肌を露出させている私の首元にこのちゃんは見入っている。
「せっちゃん、肌白いから目立つなぁ」
苦笑しながらこのちゃんは言う。たぶん、昨日付けられた赤い証の事だろう。
シャツの下にも私がこのちゃんに想われている証は無数に存在する。
