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67 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/06/15(木) 20:22:08 ID:PVp7t5Mt



大好きな人が自分を待っていてくれる。
それがどんなに嬉しい事か、あなたが教えてくれた―



夜、剣の稽古を終えた私は足早に部屋への道を急いだ。

案の定、お嬢様が私の部屋の前にちょこんと座っている。

私は顔がだらしなく綻ぶのを感じつつ、駆け寄った。

「お待たせしました、お嬢様」

「遅いぃ〜」
ぷぅ、と頬を膨らます。

「も、申し訳ありませ…
わわっ」

「…お疲れ様、せっちゃん。」

首に手を回され、頬に軽いキス。

あの…疲れといっしょに理性も吹っ飛びそうなんですが、お嬢様?

68 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/06/15(木) 20:23:12 ID:PVp7t5Mt


お嬢様が私の稽古が終わるのを待つようになったのは、ついこの間の事。

あんまり嬉しい事を言われたものだから、思わず真剣な言葉を言ってしまったのを思い出すと、少し恥ずかしい。

それにしても、1日の最後は私の顔を見たいだなんて幸せすぎて怖い今日この頃…。

外で稽古を見ていたいと言われたが、夜は冷える。
風邪を引かれでもしたら元も子もないので、待っていてくれるのなら私の部屋に居てほしいと言ったのだが、何故かいつもお嬢様はドアの前。

理由を聞いて倒れそうになった。

『部屋の外におったら、ほんのちょっとでも早くせっちゃんに会えるやろ?』

お嬢様、鼻血吹きそうです。

69 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2006/06/15(木) 20:25:24 ID:PVp7t5Mt


「なぁ、せっちゃん?」

「はい?」

「ウチ、今日はせっちゃんとこ泊まるってアスナに言ってもーたんやけど…
今日泊まっても…ええ?」

「は、はい?
……………
私、は…、あの…構いませんが?」

「ほんま?!良かったぁ〜、せっちゃんあんま泊まるの了解してくれへんからダメかと思ったわぁ。
物は言ってみるもんやな♪」

うれしそうに無邪気に笑う。

うぅ…その笑顔は反則ですお嬢様…

と、言うか…
この状況は…まずい、思わず良いって言ってしまった…

(どこまで耐えられるんだ…私…)

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