>>911
「へ?この……お、お嬢様! お嬢様!?」
慌てて体を支えて、顔を覗き込む。
「ふゃぁ……」
「の、のぼせてるーーー!!?」
こんなときに、とか、そういえばお嬢様はほとんど湯につかってばかりだったような、とか
様々なことが頭を駆け巡る。しかし、このままぼんやりしてるわけにも行かない。
私はお嬢様を抱き上げて、慌てて脱衣所へと走ったのである。
たどり着いてから、タオルで体を拭かなくてはいけないことに気がついた。
そこを何とか無心で突破。
服も着せたほうがいい事に気がついた。
今はそれどころじゃない! 無心だ無心! と再び心の中で念じながら、何とか着せた。
諸般の事情で下着は省略させていただいたが。
そこまでしてから、さらに寝かせるのに丁度いい場所が無いことに気がついた。
床は論外。木製の長椅子はあるものの、お嬢様を寝かせるのにはちょっと体が痛そうだ。
いっそこのままお嬢様の部屋まで運ぶか、と考えたが、
時刻的に明日菜さんはまだ戻っていないだろうし、ネギ先生もまだ寝ているだろうと考えて却下。
結局。
「此処で第二ラウンドか。仕方が無いな、今しばらく部屋を空けてやろう」
部屋に戻った瞬間に、言われた台詞がコレだった。
