>>908
「うんうん、それがええよ。ほな一緒にいこかー」
「あ、はい」
それから歩いて再び浴槽へ。
……おかしい。全然状況が変わっていないですよ?
右腕は、依然お嬢様が抱きついたままで。しかも、夢の中とは違って直に肌と肌とが触れ合っ
いや、腕に感じるお嬢様の胸いやいやいや、とにかくこの感触については深く考えない。追求しない。
無心で、こう何気なく、さりげなく話を振って、隙をみて腕を抜くんだ!
ああ、でも折角こんな状況なんだしもう少しお嬢様の体の感触を堪能s
いかん! イカンイカーン!!
ダメだ、マズイ、もう既に頭のどこかが壊れはじめてきている!?
仕方がない、もう要らない事を口走る前に、核心部分を単刀直入に!
「あの、お嬢様。今日は随分、その……」
顔が赤くなっているのが自分でもよく解る。
不思議そうな顔をして私を見るお嬢様に、視線を右腕に向けて見せ、
暗に何故今日はこんなに私に密着するのですか、とさりげなく聞いてみる。
「あ、ああー。ごめんなー、いややった?」
質問を察したお嬢様が、頬を赤らめて慌てて離れた。
「あ……」
