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398 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/04/10(火) 11:40:49 ID:pi69DfxA
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3A教室昼休み
ポケットを探ったりかばんを漁る少女がひとり
「刹那さんどうしたの?」
「あ、アスナさん。携帯探してるんですけど見つからなくて」
「なんだそういうことなら…」
ピッピッピッ――
「鳴らしたげるね」
トゥルル…
「すみません、お手数かけます」
『好きだよんよんよん止まらない♪(セッチャン!)
りんりんりん電話や〜で!(わぉ!)
せっちゃん、は〜やく出て〜な、かっこいい声聞かせて♪(ハイッ)
のんのんのんたまんない〜よ(たまんない!)
めっ〜ちゃ大好きだから(ダイスキ!)
ずっとそっとそばにいてよね!きっと、楽しいラヴうおんちゅ(ry』
響きわたるはんなりしたノリノリな歌声。静まりかえる教室。
「な、なんでこれがあああああぁぁ!!!」
首まで真っ赤になり固まる刹那。
説明しよう。
携帯のメルアドを交換して1ヶ月後、そりゃもういろいろあって、幼馴染みからついに恋人になった。
でも所詮主従関係。護衛を解任されると元も子もないので、お互いのルームメイトにだけしか報告していない。
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399 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/04/10(火) 11:42:19 ID:pi69DfxA
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そして結ばれた記念に、また携帯改造しようと木乃香が言い出し、刹那の目の前で見事なバカップル携帯へと変貌をとげたのだ。
キスしてる写メはもちろん、愛の挨拶が入ったアラーム音声、ずっと木乃香の脳内に止どまっていたせっちゃん替え歌の数々。
しかし、そんな物を人前で鳴らせるわけがなく、元から入っている曲を着信設定していた刹那。
そして、一人になるとこっそりイヤホンを出し、録音された木乃香の声に癒され、毎晩悶えまくっていたのだ。
話は戻り…
木乃香のはんなりした歌声のする方向へ視線が集まる。
そこには、必死に笑いをこらえて震えている刹那の愛しき恋人、木乃香。
(せっちゃん反応よすぎやw)
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400 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/04/10(火) 11:42:54 ID:pi69DfxA
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手には探していた刹那の携帯が。
「「「ネタきたー!」」」
「やっぱりか」
「お幸せに」
「いつから?」
「どっちから?」
「キスした?」
「てかもうヤった?」
「百合キタコレ」
「おめでとう」
「刹那さん…」
「メール受信音も聞いてみたいな」
「応援しますわっ」
「音痴やったなぁ」
「私時々二人の甘ったるい声聞いてたよ」
「あぁ、それ私も聞いた」
「屋上とか大浴場とかでしょ」
「まぁ女子校だしね」
と、一斉に盛り上がりしゃべりだすクラスメイトたち。
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401 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/04/10(火) 11:43:26 ID:pi69DfxA
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この様子を見て楽しんでいる木乃香。とても嬉しそうだ。
「その携帯貸して!」
この言葉に反応し、ようやく再起動した刹那。
「だああああ!このちゃん、なんてことしてくれたんやぁ!」
京都弁丸出しで怒る刹那。
護衛対象であるお嬢様に対してこの言動。相当パニクってるようだ。
こんな刹那を前に教室が静まるのは必然で…二人に注目が集まる。
「せっかく録音したんに、使わないせっちゃんが悪いんやえ?部屋にいる時だけでも使えばえぇのに」
「こんなん恥ずかしゅうて使えへんわ!」
確かに、とみんな同時に頭を縦振り。
「………せっちゃん、今ウチが愛をこめて歌った『ラヴsayセッチャン』を、こんなん呼ばわりしたなぁ?」
「ハッ!しまっt、いやっ、そういう意味じゃっ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……黒いオーラに包まれていく木乃香。
「みんなも同意してたなぁ?」
((((ヒィッ!))))
足がすくんで動けないクラスメイトたち。
刹那も逃げようとするが、みんなに囲まれて逃げ場がない。
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