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731 名前:【もしも】明日菜が生き返っていなかったら?【シリーズ】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 18:42:34 ID:0n9uziAN
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「・・・・木乃香殿、少し話が」
再び絶望の淵に立たされていた時、楓ちゃんに呼びとめられた。
人気のない所に連れてこられる。
楓ちゃんは人がいないのを確認すると、本題を話し始めた。
「刹那の事でござるが・・・・」
楓ちゃんは、今までずっとせっちゃんがウチの傍にいたことを教えてくれた。
そのことは口止めされてたみたいだけど、ウチが無理してるのはバレバレらしい。
頑張って隠してたんだけどな・・・・。
「拙者たちには刹那を捕らえる事はできないでござる。
刹那の任務という壁に・・・・むっ」
楓ちゃんは話を急に止めると、そっとウチに耳打ちした。
「・・・・エヴァ殿に助言を貰うといいかも知れぬぞ。それに拙者らも御助力するゆえ・・・・」
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732 名前:【もしも】明日菜が生き返っていなかったら?【シリーズ】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 18:43:32 ID:0n9uziAN
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――その日の放課後、ウチはエヴァちゃんの家に来てた。
エヴァちゃんはあの日から学校をサボりがちになっていて、今日も学校にいなかったから。
「やっときましたね。マスターがお待ちです」
茶々丸さんが家に入れてくれた。
エヴァちゃんはウチの事を待っていてくれてた。
「やっときたか。近衛木乃香」
「・・・・せっちゃん、呼び戻せるの?」
ウチには余裕がなくなってたみたい。
単刀直入に聞いてしまった。
「・・・・身体はすぐにでも呼べるさ」
「身体?」
「パクティオーしてるだろう、お前たちは」
エヴァちゃんの話によると、修学旅行で口付けをしたウチとせっちゃんはパクテオーってのをしたことになってるらしい。
カモくんは「魔力を送り込む」って言ってたけれど、カモ君の利益目的でパクテオーも一緒にしていた、と。
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733 名前:【もしも】明日菜が生き返っていなかったら?【シリーズ】[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 18:44:07 ID:0n9uziAN
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「契約をするとカードが出る。あの小動物はそれを隠してるみたいだが、契約してればすぐに作る事もできるさ」
「エヴァちゃんできるん?」
「私はドール契約が専門だが、その他契約についても多少なり知ってる。だが・・・・」
「せやけど?」
「悪い魔法使いにものを頼むときは、それ相応の対価が必要だ」
「・・・・ウチの血じゃダメ?」
「・・・・いいだろう。だが護衛が怒るかもしれないな」
「かまわへんよ、そのせっちゃんを呼び戻すためやもん」
「では、こちらへこい。・・・・茶々丸、外の小鳥と遊んでてくれ」
「イエス、マスター」
部屋の奥に案内される。
そこには大きな魔法陣が描かれていて、棚には色々な薬品みたいなのが並べられていた。
「では血を貰うぞ」
「う、うん・・・・んっ・・・・はぅ・・・・」
腕に歯が立てられて、中の液体を吸い出される。
痛みは無かったけど、慣れない感覚に自然と声が出てしまった。
「・・・・サービスだ、これだけでいいだろう」
エヴァちゃんはそういうと、ウチに魔法陣に入れと指示した。
すこしクラッとしたけど、何とか魔法陣に入る。
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