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908 名前:お見合い[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:03:47 ID:xfZQGuFr | ||||
* 後日、刹那は都心にきていた。 別に買い物という訳ではない。 仕事の一環だ。 「・・・・なんやえ〜?」 「あはは・・・・」 刹那が見つめるその先には木乃香がいた。 先日のお見合い相手も隣にいる。 どうやらあのお見合い相手は、木乃香の知り合いだったらしい。 (お嬢様・・・・とても楽しそうに・・・・) 「うっわぁ、やっぱデートデート!?」 「木乃香やるねぇ」 「応援しなきゃ!」 「ま、まさか木乃香が・・・・」 刹那の隣にはなぜか、チアの3人と明日菜が。 週末は決まって都心に出るチア3人組が、このデートを目撃して明日菜を呼んだのだ。 そして木乃香の護衛にあたっていた刹那に明日菜が気付いてしまい、結果的に合流。 | ||||
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909 名前:お見合い[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:04:37 ID:xfZQGuFr | ||||
「せ、刹那さん・・・・」 「・・・・」 気を使うように明日菜が刹那に話かけるが、刹那は少し明日菜を見ただけで目線を戻してしまった。 そんな気まずい雰囲気に気が付かないチア3人組。 「木乃香お見合いうまくいったのかな?」 「じゃあ中学卒業したら結婚!?」 「高校生で結婚かぁ・・・・さすがお嬢様だね〜」 「ちょっと、あなたたち・・・・」 刹那の異常な苛立ちに、明日菜だけ気付いていた。 あの男性が木乃香に何かしようものなら、即座に切り捨てるかもしれない。 (なんだろうこの苛立ちは・・・・お嬢様は楽しそうにしてらっしゃるのに・・・・) 初めて感じる、木乃香への不信感と苛立ち。 それは紛れもなく嫉妬だった。 しかし刹那は木乃香を心から慕い忠誠を誓っていたので、この苛立ちがなぜ起こるのか理解できない。 木乃香に対して苛立つ自分に自己嫌悪、そしてそんな自分へのさらなる苛立ち。 「・・・・刹那さん、なんかイライラしてない?」 「・・・・・・・・寝不足なだけですよ」 何とか平常心を保って言い訳をする。 しかしその言葉は自分が驚くほど冷たいものだった。 | ||||
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910 名前:お見合い[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:05:26 ID:xfZQGuFr | ||||
一方、木乃香はというと・・・・。 楽しそうに男性と話し、時には腕を組んでいた。 以前ネギとしたデート(本当はただの買い物だったのだが)以上のラブラブ度である。 見ているこっちが赤くなるほど。 (こ、このか〜、こっちに気付きなさいよ・・・・!) 普段の優しい雰囲気がない刹那に、本気で怯える明日菜。 5人はそのデートをしばらく見張っていたが、途中で明日菜がチアの3人を追い払った。 時間が経つごとに、刹那の殺気がかなり鋭いモノになっていたからだ。 下手に傍にいると切られかねない、たとえクラスメイトでも。 「・・・・ど、どうやらただの買い物のようですね?」 「・・・・何事もないと良いのですが」 刹那に怯えて敬語になってしまっている明日菜。 なんで来てしまったんだろう、と後悔するのであった。 | ||||
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