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911 名前:お見合い[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:09:25 ID:xfZQGuFr

――夕方になり、木乃香と男性は麻帆良にいた。
寮とは違う方向に向かって行く。
そしてたどり着いた場所は、自然に囲まれた大きめの屋敷。

「確かここ、木乃香のおじーちゃんの別居よね?」
「はい・・・・魔法関係の書物も数多くあるので、一般人は近づけないはずなのですが・・・・」

ピリリリリ――。
明日菜の携帯が鳴った。
慌ててサウンドを消し、内容を見る。

『今日おじーちゃんとこに泊まってくから、適当に夕飯済ませて〜 byこのか』

「・・・・だってさ」
「・・・・・・・・先に戻っててください。私は護衛を続けますので・・・・」
「うん・・・・じゃあまた明日ね」

刹那の事が気になった明日菜だったが、ネギも待っているのでその場を後にする。
刹那は明日菜に気を使わせてしまった事をすまないと思いつつ、屋敷に張り付いていた。

・・・・この日、木乃香と男性が別居から出てくる事はなかった。

912 名前:お見合い[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:10:09 ID:xfZQGuFr

*

「ゲーム開始〜!」

そして次の日、体育館に笛の音が響く。
どうやらフットサルの授業のようだ。

(うぅ・・・・結局今日も寝れなかった・・・・)

刹那は朝まで屋敷の近くにいたようだ。
魔力や騒ぎが感知されたらすぐに動けるように、と。

(・・・・今日で4日目の寝不足か・・・・さすがに眠い・・・・)

眠気で足が浮くような感じがする。
昨日からの苛立ちも、睡眠不足がプラスして一層強くなっていた。
イライラしながら審判をする木乃香をみる刹那・・・・いつもとなんら変わりはない。

「・・・・桜咲さん!?」
「え? うわっ!?」

バシンッ!

完全な不注意。
ボールがおもいっきり顔面に当たってしまった。
蹴った相手が亜子なので、その痛みは尋常じゃない。

913 名前:お見合い[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 11:11:23 ID:xfZQGuFr

「い、いたた・・・・っ」
「桜咲さん、すんまへん!」
「亜子のボール・・・・いったそ〜・・・・」
「せっちゃん大丈夫!?」
「え、あ、はい!?」

審判チームだった木乃香が駆けつけてきた。
不注意にさせていた張本人なので、刹那は少し動揺。
――木乃香はそのわずかな動揺に気付いた。

「ウチもう試合ないから、ウチが保健室連れてくな?」
「せやかて、ウチが保健委員やのに・・・・」
「和泉さんは試合続けとって? 大丈夫やから」
「あの、お嬢様・・・・」

刹那は『一人で大丈夫』と断ろうとする。
しかしそれは木乃香の笑顔で止められた。
断ることは許さない、と伝えるには十分なほどの黒いオーラが見える。

「ほな、いってくるな〜」
「すみません、皆さん・・・・」

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