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394 名前:週間テーマ? 好き放題[sage] 投稿日:2007/06/21(木) 01:12:28 ID:cnGbh7Os | ||||
同居人たちは"すぐ仲直りするだろう"と考え、その後すぐに就寝してしまった。 * 「うっ・・・・あれ・・・・?」 次の日の昼、刹那は目を覚ました。 身体にはまだダルさが残り、目覚めはすっきりとは言えない。 「しまった・・・・学校・・・・! 寝過ごした・・・・って、わっ!?」 慌てて起きようとして、服をまったくまとっていない事に気付く。 服を探して部屋をよく見回すと、手品の道具らしい物がちらほらと見えた。 「そうだ・・・・雨の中、倒れて・・・・ザジさんに・・・・」 徐々に蘇ってくる記憶。 服は乾いた状態でベッド脇に置いてあった。 おそらくザジが乾燥機で乾かしてくれたのだろう。 刹那はその服を身にまとい、改めて時間を見る。 今日は午前授業のみだったはず。 ・・・・もう午前の授業は終わっている。 「後でネギ先生に謝らないと・・・・あれ?」 服が置いてあった所の傍に、見覚えのある荷物も置いてあった。 「お嬢さまの・・・・お風呂道具? なんでこんなところに?」 | ||||
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395 名前:週間テーマ? 好き放題[sage] 投稿日:2007/06/21(木) 01:14:51 ID:cnGbh7Os | ||||
刹那の頭の上に疑問符が浮かぶ。 お見舞いに来た・・・・と考えるのが普通だ。 刹那の記憶にはそんな覚えは無いのだが、その時にでも忘れたのだろうか? とりあえず刹那はザジへのお礼の手紙をテーブルに置き、自分と木乃香の荷物を持って部屋を後にした。 (そろそろ授業が終わって戻ってくる頃だな・・・・あっ) 刹那の前方には、ちょうど下校して来た木乃香と明日菜の姿があった。 明日菜は刹那に気付くと、軽く片手を上げる。 が、木乃香はふいっと顔をそむけた。 「こんにちは、刹那さん。今日はどうしたの?」 「えっと・・・・すみません。寝過ごしてしまったようで・・・・」 「あぁ〜、朝練の事なら気にしないで。それよりも・・・・」 明日菜が木乃香の方を見る。 木乃香は相変わらずそっぽを向いていた。 「あの、お嬢さま・・・・このお荷物、お嬢さまのですよね?」 「・・・・そうやけど」 木乃香は刹那からお風呂道具を受け取る。 そしてそれ以上の会話はせずに、部屋に向かって歩き出してしまった。 「お、お嬢さま・・・・?」 「ちょっとこのか、まだ怒ってるの?」 「・・・・せっちゃんなんて、もう知らんもん」 慌てて追いかける明日菜と刹那。 部屋に辿り着くまでに刹那が何度か話しかけたが、それらも軽く流される。 | ||||
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396 名前:週間テーマ? 好き放題[sage] 投稿日:2007/06/21(木) 01:16:19 ID:cnGbh7Os | ||||
「お、お嬢さま〜・・・・私、何か悪い事したでしょうか・・・・?」 「心当たりないん? この浮気もんっ」 「・・・・え!?」 「このか、あんたまだそんなこと言って――」 バタンッ 扉を閉められてしまった。 心当たりが無い刹那は、その場に立ち尽くす。 「あーもう・・・・相当ご立腹ねぇ・・・・」 「あの・・・・全然心当たり無いんですけど・・・・」 「昨日ザジさんの所で・・・・って、ここで話すことじゃないか」 明日菜達の周りには、下校してきた生徒たちで賑わい始めていた。 オープンで話すにはちょっと気が引けるために、明日菜は刹那を部屋に招く。 「お、お邪魔します・・・・」 「どうぞどうぞ」 「・・・・」 木乃香がいるのは当たり前だが、返事は無し。 木乃香は勉強机に向かって座っていて、刹那たちには目を向けなかった。 明日菜はそんな木乃香を無視して、昨日のことを刹那に話し始める。 「昨日ザジさんの所にいたんでしょ?」 「あ、はい」 「木乃香がザジさんに呼ばれて部屋に行って、その時に・・・・」 ・・・・話が進むにつれ、刹那の顔が青くなっていく。 話が終わった頃には刹那は無意識に立ち上がっていた。 | ||||
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