
| TOP | SS | イラスト |
| << 前頁 クラフト 氏 次頁 >> | ||||
|
881 名前:ホスト[sage] 投稿日:2007/08/03(金) 19:32:23 ID:GhEv3SGC | ||||
暴走したハルナに、さすがの楓もたじたじ。 次にハルナは窓際に佇む龍宮を見た。 そして少し唸ると、少し控え気味に役を言い渡す。 「龍宮さんは・・・・ナルシストなホストって感じでよろしく」 「・・・・わかった」 龍宮も観念し、承諾した。 学生の仕事は学業・・・・このイベントも学業の一環ならばと、無理やり自分を納得させたようである。 「えーと、これで全員? ・・・・あれ、一人足りなくない?」 「せっちゃんが・・・・部活でおらへんよ」 「あー、大本命を忘れてた・・・・うん、刹那さんは後で決めるか! じゃあ早速練習始めよう!」 「練習〜?」 「当日いきなりやれって言ってもできないでしょ。だから今のうちに役作りよ」 「私がコツ教えるから、恥ずかしがらずに頑張ってね」 夏美の指導の元、ホスト役のメンバーは役作りを始めた。 慣れていないためか、4人の動きはぎこちない。 しかし夏美の駄目出しを受けつつも、しっかりと稽古をしていた。 「・・・・なぁハルナ・・・・せっちゃんはどんな役なん?」 「ふっふっふ〜、それは後のお楽しみよv」 「・・・・あんま、乗り気せーへんなぁ・・・・」 ハルナは意味ありげに木乃香をはぐらかし、意気揚々と稽古に乱入していった。 しかし木乃香はテンションが上がりきらないまま、仕方なくハルナの手伝いにまわるのであった。 | ||||
|
882 名前:ホスト[sage] 投稿日:2007/08/03(金) 19:33:17 ID:GhEv3SGC | ||||
* 日は経ち、小麻帆良祭当日。 報道部の朝倉の働きもあり、3-Aの『ホスト喫茶』は滑り出し好調。 麻帆良祭で大活躍だったクラスでもある事も、繁盛の理由だった。 「え? 写真? そんなの撮ってどうす――」 「はいはーい、写真は別ポイントだよー!」 「ちょっと! こんなの聞いてないよ!? ・・・・しょうがないなぁ」 写真撮影を拒否しようとした明日菜を、サポートのクラスメイトが引っ張っていく。 その明日菜の傍には刹那もいた。 「なんで私がこんな事を・・・・」 「アスナさんはスポーツフェスティバルのコンテストでも準優勝でしたし、こういうのに才能あるのかもしれませんね」 「あんまり嬉しくないよ、刹那さん・・・・」 普段は大して男性っぽくない明日菜。 しかし現在は男性用のスーツを着用し、胸はサラシで目立たないようにしていて、髪は下ろしていた。 遠目から見れば立派なホストである。 もちろん他のホスト役のメンバーも、スーツ姿でしっかりと男装していた。 「アスにゃんは武道会とヒーローユニットで有名だからね、追加ポイントが多いよ!」 「はいはい・・・・」 あまりやる気のない明日菜だったが、断りきれない性格が手伝って渋々付き合う事にしたらしい。 これもハルナの作戦通りであり、一般的にいわれるツンデレになっていた。 「でも一番人気は刹那さんだね。一番ポイント入ってるよ」 「あ、ありがとうございます・・・・////」 | ||||
|
883 名前:ホスト[sage] 投稿日:2007/08/03(金) 19:34:22 ID:GhEv3SGC | ||||
ちなみにポイントとは、審判クラスに配られるお金の代わりのようなもの。 入店時や飲食の注文、指名その他に使われるもので、これをより多く集めたクラスが優勝となる。 なおポイント加点となるサービスは、参加する全クラス共通に細かく決められていて、不正にポイントを受け取る事はできない。 「これ以上はポイント追加になるが・・・・」 「はいーv」 「追加してくれるなら、サービスは惜しまないよ」 普段なら絶対に見せない笑顔を、龍宮はしてみせた。 既に仕事と割り切った龍宮は、まさに客を完全にエスコートしている。 持ち前のハスキーボイスと落ち着いた大人の雰囲気で、ファンを獲得していた。 「ふふ、忍者は演技力も必要じゃないのか? 楓?」 「むむ、なんか引っかかるでござるな・・・・拙者もやろうとすれば――」 「こら二人とも喧嘩しない! ごめんね、なんかドタバタしてて・・・・」 「いえいえ、二人とも仲いいですね〜」 二人というのは楓と釘宮の事。 ハルナに言われたからか、二人は常に行動を共にしている。 演技が苦手な楓も、釘宮のフォローと連日の稽古で何とか役作りは完成していた。 しかし、そこを何かと龍宮が楓を挑発して一触即発となる。 挑発については特に指示はされていない。 だが麻帆良祭での戦いが原因で、龍宮と楓の間にライバル意識が芽生えてしまっているようである。 そこを常に楓と一緒に行動している釘宮が二人を抑え、場の雰囲気をやわらかくしていた。 | ||||
| << 前頁 クラフト 氏 次頁 >> | ||||
|
ページトップ |