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593 名前:ネギま×銀魂[sage] 投稿日:2007/09/15(土) 12:46:30 ID:+O5gKVN1
「なんだか、桜咲さんってどことなく九ちゃんと似ているのね」
「え…」
「あぁ、やっぱり」

木乃香が嬉しそうに頷く。背の高い部員と目を合わせて、くすりと笑った。
どうやら気が合うようだ。

「私は志村妙といいます。こちらのお嬢さんは?」
「近衛木乃香言います。よろしゅうお願いします〜」

木乃香がはんなりとした雰囲気で答える。そのまま、楽しそうに続けた。

「やっぱりせっちゃんと雰囲気が似てるなぁ思て。
それに、すごく柳生さんって強いんですね。
せっちゃんから剣道で1本取れる方なんて、いるなんて思ってへんかった」
「お、お嬢様!」

慌てて刹那が木乃香を止める。だが2人はほとんど気にしなかったように笑った。

「私も驚いたわ、九ちゃんに勝てる子が中学生にいたなんて」
「僕はそれほどでもないが…。
けれど、今日負けたことで自分の弱点も見つけれられたし、精進しなければと思わされました。ありがとう」

ふっと九兵衛の表情がやわらかくなる。
表情のつくりはどちらかというと大人びて見える方だが、
こうして笑うと志村部員に負けず劣らず綺麗な顔をしていることが分かった。
何故だか木乃香が少しだけ顔を赤らめる。
そして、何かを思い付いたような顔になった。

「そや。今から一緒に少しお話できませんか?
まだ早い時間やし、少しお話したいなぁって思うたんですが…。ダメかな、せっちゃん?」
「えっと、私は大丈夫ですよ。今日は仕事もありませんし」
「あら、じゃあ是非。九ちゃんもいいでしょう?」
「では、僕も是非」

594 名前:ネギま×銀魂[sage] 投稿日:2007/09/15(土) 12:52:33 ID:u+QMsEza
初対面だが、互いの相性は良かったようで、すぐに話はまとまった。
しかし、こういうとき、刹那は毎回のように木乃香の社交性には舌を巻く。
自分はこういう話の切り出し方は苦手なのだ。
(お嬢様のように気軽に相手を誘えたらいいなぁ…そうしたら自分から声をかけられるのに)
そう考えてから刹那は、結局は羨んでいる木乃香本人に気軽に声をかけられるようになりたいだけだということに気付いた。
顔を赤くして、ふるふると頭をふるわす。

(いや!私などがお嬢様を気軽にどこかに誘うなど!第一身分が)
「せっちゃん、どうしたん?行くえ〜?」
「え、あ、はい!」

木乃香の声で我に帰った刹那は慌てて木乃香達のところに歩み寄る。
相手は高校生だというのに、木乃香はすっかり2人に溶け込んでいた。
そのまま4人はカフェテリアへと移動した。
刹那は着替えたが、九兵衛、妙は剣道着のままだ。
汗はそんなにかいていないし、着替えると時間を取ってしまうからである。
ちなみに木乃香が絡んでいるときの刹那の着替えは驚くほどの早業なので、刹那に至ってはその心配は必要無い。
カフェテリアの席につくと、木乃香はうーんと唸りながら2人を見ていた。
九兵衛と妙が不思議そうな顔をする。
そして妙が頼んだ飲み物を取りにいっているときに、九兵衛に向かって笑顔で言った。

598 名前:ネギま×銀魂 投下できるかな…[sage] 投稿日:2007/09/15(土) 21:53:00 ID:yhYSstgG
「もしかして、柳生さんと志村さんって付き合うたりしてるんですか?」
「ぶっ!」
「かはっ!?」

いきなりの質問に、九兵衛だけではなく刹那まで吹き出す。
というかその質問はどうなのか。何かいろいろ問題がある気がする。

「お嬢様!いきなり何を…!」
「なんやそう思ってしもて」
「そ、そういう関係ではないです!ただ仲がいいだけで」

九兵衛がむせながら赤くなって答える。刹那はさすがに九兵衛に同情した。
そして九兵衛の方を見て言う。

「柳生さん、敬語でなくても結構ですよ。私達は年下なわけですし」
「…そうかな?じゃあ敬語はやめておこう」

少し落ち着いた九兵衛はそう言って、刹那を見て微笑んだ。

「桜咲さんは中学生にしてはとてもしっかりした敬語で話せるのだな。
動きも洗練されているし、とてもすごいと思うよ」
「いや、敬語は昔からの癖で…」

599 名前:ネギま×銀魂[sage] 投稿日:2007/09/15(土) 21:53:43 ID:yhYSstgG
無論、昔から身分上木乃香と話す時は敬語が多かったためだ。
木乃香は敬語はやめてほしいと日々訴えているが、
刹那にとっては木乃香と対等な言葉遣いで話すなどありえないし、何より敬語の方が話しやすい。
それに、九兵衛の言葉遣いだって結構固い気がする。
龍宮と同じような言葉遣いだろうか。
刹那は、自分も龍宮とだいぶ話し方が似ていることには気付いていなかった。

「はい、どうぞ」

妙が手慣れた手付きで持ってきた飲み物を配った。
剣道部員というよりはマネージャーのような雰囲気だ。
ありがとう、と九兵衛が妙から受け取る。
どこか他とは違う空気が2人の間には漂って
いたが、生憎その方面に疎い刹那はあまり気にしない。
親友同士なのだろう、と思っただけだ。

「はい、せっちゃんv」
「あ、ありがとうございます」

刹那も木乃香から受け取り、おずおずと口を付ける。
ちなみに刹那はジュースがあまり好きではないので、紙コップの中身は茶である。
そんな様子を見ていた妙が、何故か嬉しそうに目を光らせた。
そして木乃香と目を合わせて2度頷く。
本当にこの2人は相性がいいらしい。
木乃香が席から立ち上がり、九兵衛に向かって満面の笑みで言った。

「柳生さん。あの、ちょっと着いてきてほしいところがあるんやけど、駄目ですか?」
「え?僕は構わないが…」

九兵衛は少し目をしばたかせたが、頷いて立ち上がる。
それを見た妙が、刹那に言った。

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