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18 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 09:21:09 ID:kv8HJnFx
「あたしなんかさ、めちゃくちゃ汚くてさ〜、しょっちゅうネギに言われるよー?」

「あはは。
ネギ先生、随分年下でしょう?
言い辛いだろうに、そんなことしちゃ可哀相ですよ」

「なによ〜ぅ、センセーみたいなこと言うじゃぁん」

冗談混じりの心地良い会話に、暫く明日菜の訪問理由を聞くのも忘れ雑談に興じてしまった。

「アスナさん、今日は?」

「あ、本題忘れるとこだったよっ
あのさ、木乃香どこ行ったの?ネギに聞いたら外出届けは出てるけど行き先が書いてなかったんだって。
忙しくて目を通せなかったらしいのっさ!」

「あぁ、御実家に戻られているんですよ」

「…あ、そなの?
ふーん……あのデラックスなおうちに、ね………」

19 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 09:22:25 ID:kv8HJnFx
あんまりあっさりと答えられたものだから少々拍子抜けする。

「なんで行き先書かなかったんだろ?受理されないかもしれないじゃん、未記入じゃ」

「お嬢様、…ほんの少し……御実家を嫌っている節がありましたし……
あまり知られたくなかったのでは」

「え?何を?」

「ご自身の家柄を」

「なんでー?!あたしだったらすっごい自慢しそうだけどなぁー。
デラックスな和風建築にイケメン父さんと何百人もお手伝いさんいてさー。
…まぁ、あたしと比べちゃ木乃香に悪いけど」

「由緒正しい血筋を守る家、を地で行く場所なのです。
近衛家とは…そういう家です」

…ジワリと何かが滲む。
………なんだ?この気持ちは。

「3連休全部あっちで過ごすのはいーんだけど、ね?」

「何か」

「なんか…ヤな予感…しない?」

20 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 09:23:24 ID:kv8HJnFx
「………………野生のカンですか」

刹那がにやりと笑って見せると、明日菜も同じ笑いを返した。

「あのさ?
………あたしと…刹那さんしか聞いてないって言うから話すけど」

「はい」

「本契約。
したいって…刹那さんと」

「……はい」

「あの、気悪くしたらゴメン。許せなかったら………殴ってもいいよ。



あの、さ、……刹那さんは………」

「半妖です」

直前まで渋っていたその単語をあっさりと口に出され、明日菜は二度目の拍子抜けを受ける羽目になった。

「え……えと………」

「…見た目こそ人間ですが、私の中には化物の血が混じっている」

21 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 09:24:36 ID:kv8HJnFx
「ばけ…………もの」

何でもないことのように目の前のまだあどけなささえ残す少女は言ってのけた。

「羽根、見たでしょう?」

「う、ん」

「何色でしたか」

「し……ろ」

「そう。白。
………異端なんです、私は。
……………化物の…………中でもね」

日常とは掛け離れた単語ばかりの刹那の語りに明日菜は簡単な相槌か鸚鵡返ししか出来なくなった。
だが尚も刹那は言葉を継ぐ。

「そしてお嬢様は将来関西呪術協会を背負うお方だ。
それだけでも……分かるでしょう?」

「釣り合いが悪い…ってこと?」

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