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43 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 22:34:15 ID:kv8HJnFx



…………すまない、
………本当に……………
君、の………



嗚咽とも独り言とも付かぬ呟き。
やがて彼はポケットから真新しい注射器を取り出した……。



44 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 22:35:11 ID:kv8HJnFx
*****



刹那のガラス人形のような表情は幾分和らいでいた。
それを見て取ると明日菜は切り出した。

「えっと…えっとさ?」

「はい」

「木乃香………何しに行ったんだろう、……ね?」

それは半ば疑惑を確信に変える通過儀礼のようなやり取り。

「許しを………請う為でしょうね」

「許して、………もらえるの?」

「私に聞かないでください、知りたいのはアスナさんだけじゃない」

くすくすと刹那が笑う。
さっきから感じていた違和感。
…この余裕は何なのだろう。

「なんか…当てでもあるの?」

45 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 22:36:27 ID:kv8HJnFx
「何も?」

「何も…、って」

「?」

「だって、ホラ、刹那さんと木乃香の話合わせたらさ、全然無理くさいっていうか……
……あ、無理っていうのすごい…失礼だけど」

「いえ、構いません。
好きに言ってください、無理なのは私も最初からわかっています」

「………え?」

明日菜の当然の疑問を目線から汲取ると、刹那は先程淹れたお茶の湯飲みを手で包みながら話出した。

「お嬢様は恐らくもう此処へは帰って来ない」

「――――――――――は?!?!?!」

勢い良く立ち上がった拍子に明日菜の前に置かれていた湯飲みは派手に転がり、中身をテーブル中にぶちまけた。

「ご……ッ、ごめん…………!!!」

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