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49 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 22:41:02 ID:kv8HJnFx
「で…でもさ?
木乃香がソレに気付いたのって偶然だよ…ね?ホラ、修学旅行で刹那さんが撃たれて…」

「そう、ですね、…偶然です。
詠春様にとっては余り良くない出来事だったでしょうが」

「………?」

「お嬢様がわざわざ京で教育を受けずに麻帆良に越してこられたのは詠春様がごく普通の中学生として暮らすことを望まれたからです」

「え、それは……?」

「…修学旅行で狙われたことがその答え、です。
先述の通り、お嬢様は推し量ることすら不可能な程巨大な魔力を持っている。
悪用しようと考える者は腐る程います。
それらから遠ざける為、京の臭い薄い麻帆良で教育を受けることになったのです」

「でも…それなら修学旅行自体危険じゃない、わざわざ敵陣に飛び込むみたいな真似は」

「ですから私があの時限定で御傍で護衛に付きました」

「……なる…ほど」

「一般人ではないのですよ、……あの方は」

50 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 22:42:19 ID:kv8HJnFx
「あ!!それでなんで幽閉なんて話になるの?!」

「まぁ……少し言い方が乱暴ですが…麻帆良には戻さない、という意味合いで実際に座敷牢住いになりとかそんなことはないでしょう」

刹那の話が少しずつピースとなり、パズルに嵌め込まれてゆく。

「……少し……わかったかも」

「はは、それは助かります」

「つまり………跡継ぎがいないと困るわけだよね?」

「そうですね」

「で、その木乃香のうちはカビ臭い考えのGさんばっかで、大切な大切なお嬢様に傷でも付いたら大変、なわけだ。
それで……ちょっと場面変わって、イケメンパパ…長いな、イケパでいい?うん、イケパと刹那さんのお手柄のお陰で嫌いな刹那さんが護衛に付いてる。それが気に入らない。
しかもそいつは白い翼を持っている。益々気に入らない……っていうか…………
えっと………ころ………して………やりたい。
………で、いいのかな」

「大正解です。
すごいですね、理解が早くて嬉しいです」

「………なんか……すごい……事情があるんだね………」

51 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/30(水) 22:43:25 ID:kv8HJnFx
「近衛家、ですから……
委員長にも匹敵する家柄と言えば少しは分かりやすいかもしれませんね」

「いんちょと?!?!
………………ふわぁぁぁ…………なんか手に取るよーにわかった、木乃香んちのデラックスぶり………」

「ははは」

呑気な笑いで刹那はすっかり冷めたお茶を喉に流した。

「………うん。幽閉云々はわかった。
次の質問」

「どうぞ」

「…………なんでそんなに落ち着いてるの」

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